【ＨＱ短編集】推しを推して何が悪い

＊　赤葦口調修正済 ページ4

＊続き

牛島
「俺も好きだ」
『おお…』
サラッと。それはもう当然のことのようにきたお返事にむしろ圧倒されるAちゃん。牛若の天然力に夢主が負けるという事件が発生した。
『…付き合ってください』
「？だから好きだと言ってるだろう」

灰羽
「え、俺のこと！？なあなあ俺のこと！？」
『むしろリエーフ以外誰がいるの』
「…！俺も好きだ！！」
キラッキラのお目め。体を折って顔を近づけてくると、それはもう幸せ満タンの笑顔を浮かべて、ぎゅー。
『ちょっ』
「うわぁめっちゃ嬉しい！よろしく！！」
…うん、これはこれで良いよ(諦)。

孤爪
「え」
びっくりしすぎてスマホを持ったまま固まるケンメァ。
「・・・俺？」
『研磨さんです！』
Aちゃんの強気に圧倒されてる。圧倒される人二人目の登じょ((
目があっちこっち彷徨ってますけど、ダイジョーブですか？？
「Aは、クロが好きなんじゃないの」
『なんでそうなるんですか！？』
「や・・・仲良いし・・・」
『え？？ああ、あれは研磨さんについて語り合ってるだけですけど？』
「なにそれ」
とぼけて首をかしげて見せるAちゃんに、ちょっとだけ口角を上げる研磨。スマホの画面を見ながら
「ん・・・よろしく、A」
・・・耳赤いのバレてますけど？

黒尾
「ふ〜ん、誰のことが好きなのAちゃ〜ん？」
『えっ伝わりませんでした？』
「主語がない言葉は伝わんないよ？」
『黒尾さんが好きです！！』
「うん、知ってる」
『えっ』
まんまと手の平の上で転がされまくるAちゃん。黒尾がめちゃくちゃ楽しそうな件について審議が必要だと((

赤葦
「俺も好きだよ、A」
常日頃から交わしている会話なせいで返事はするもののほぼスルー。けど、今回ばかりは本気なんだよアカーシ！！
『赤葦さん！私本気ですよ！！』
「知ってる」
『赤葦さん！！』
「・・・」
またもやスルー。珍しく食い下がってくるAちゃんに、さすがの赤葦もちょっと考えて、出した答えは。
「俺の返事も、毎回本気なんだけどね」

木兎
「おお・・・！なあ俺のこと！？」
キラキラお目めの第二号。ずいっと顔を突き出してきて、至近距離で訊いてきます。
『ぼっ、木兎さんですよ！』
流石のAちゃんも顔が近くて赤面。気づいてるのか気づいてないのか、お構いなしに抱き着いてくるぼっくんが可愛い((
「俺も！俺も好き！！」
高3、しかも関東の強豪の主将には到底見えないよ、木兎さん。

＊嫌いって言ってみた→←＊

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