【ＨＱ短編集】推しを推して何が悪い

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＊続き


牛島
「…」
ピシッて固まる。
『あの〜…？』
「いや、」
悪い、って言った後、ぎゅって抱き締めてくる。
「別れたくない、と言ったら、Aは困るか？」

天童
「んー？今なんてー？」
わざと聞こえなかったフリする。大事なことなんでもっかい。"わざと"聞こえなかったフリする。
『あ、その、別れようって…』
「なんてー？？」
『…いえ、もう大丈夫デス』
「そお？ごめんね、耳遠くてさー」
アッハハって笑ってるけど、(どうやって仕返ししよっかな)とか考えてる。恨みしか感じない

灰羽
「なんでもするんで許してください！！」
スライディング土下座かましてくる。流石にこのデカイのが突っ込んできたらビビるよね！！
『な、なんで別れようって言ったか理解してる？？』
「え？こないだAの友達にAのスリーサイズ聞いたからじゃないの？？」
『いっぺんﾀﾋね』
初耳ですけどぉおおお！！！(怒)

孤爪
「…理由、は」
結構ショック受ける研磨。Aちゃんが苦しそうな顔でポツリポツリ話すと、ぎゅぅって抱き締めてくる。
「大丈夫、俺、ちゃんとAのこと大好きだから」
Aちゃんを不安にさせたって思って、次の日の朝練めちゃくちゃ仏頂面。

黒尾
「…ふーん、なんで？」
意外と真剣に聞いてくれる。
『なんで、って…えっと』
かくかくしかじか。
「なぁるほど。俺がバレー好きすぎて嫉妬しちゃったってことかー」
『嫉妬じゃなくてふ・あ・ん！です！！』
「どっちにしてもまだまだお子様だなぁ〜」
ケケケッて笑いながら髪の毛ぐしゃぐしゃしてくる。
「バレーに青春懸けながら恋人(おまえ)もいるとか、俺リア充だわ(笑)」

夜久
「…俺が納得する理由を簡潔に」
すんっ、て真顔になりながら言う。茜ちゃんレベルの恐怖…ﾋｯ
『夜久さんがバレーに集中するために、です…？』←
「なるほど。生憎その理由じゃ別れらんねーわ」
だって俺、Aが居た方が気合い入るし。らしいっす。ウン

赤葦
「え」
『え？』
見てください！あの赤葦が目おっきくさせて驚いてますよ皆さん！！カメラのご準備を((
「なんで」
付き合う前から猛烈アプローチをかましてきていたAちゃんからの突然の別れに流石に慌てた赤葦クン。ちょっと食い気味…
『理由は──…』省略(カット)
「そっか…。ごめん、不安にさせてたことに気付かなかった。恋人失格だよね」
でも。
「俺は、まだAの彼氏で居たい」

＊→←＊

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猫又「強いスパイクを打てる方が勝つんじゃないんだ。ボールを落とした方が負けるんだ」

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