44 ページ46
松江「ひ……まぁ！ …きて…さい！姫さまっ！」
「うっう。ふあああ。なんじゃ松江」
松江「姫さまあれから爆睡なさっていましたよ。ほら、お目がお腫れになっておりますよ。これで冷やしてくださいませ。」
「すまないな、、、」
松江「それより姫さま。姫さまの旦那様はどのような方なんでしょうか？姫さまより３つ歳上で噂では容姿端麗、頭脳明晰そしてなんとも武芸に秀でてるとのことに御座いまする！！」
「……そうか。」
松江「姫さまはお気にならないのですか？」
「そうじゃなぁ、気にしておらんかった。松江、戯れはもう良い。もうすぐで城下であろう？民の眼についてしまう。」
そう言い障子を閉めた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あっという間に津藩につき
輿が到着し、
請取渡しの儀
輿寄せの儀
婿へ７種の土産
床の間飾り
祝言の間
ここからが婚儀の本番だ。
祝言の間では御前さまの顔を見てはならない。
そういう決まりだ。
私は全身「白装束」白の打掛を着た。
髪は下げ髪のおすべらかし。
頭には綿帽子を被り顔を隠した。
御前さまとともに
床の間の正面を避けて向かって左に私が座り
右に御前さまがお座りになられた。
嫁が上座、婿は下座と伝統に則っていた。
侍上臈が付添い人として式も進行する女子が座り、
式はこの3人で行われていた。
そして祝言
夫婦御対面した。
「////あっ///」
お殿さまの目は朱色で
髪は紺色のザンギリ頭
少し総悟殿に似ていた。
それだけで私の心は
高鳴った。
高政「其方がA姫であるか。遠路遥々御苦労であった。久しいな！」
「恐れ入りまする、御前さま。恐れながら私はお殿さまとお逢いしたことがあるのですか？」
高政「いやっ何でもない。覚えておらるなら致し方がないなっ…私の名は藤堂高政だ。これから其方とは夫婦になる故よろしく頼む。」
「こちらこそ何卒宜しゅうお頼み申します。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椿(プロフ) - 有難うございます。更新はかなり遅いペースだと思いますがどうぞ宜しくお願いします！ (2019年4月7日 0時) (
レス) id: edb7f51625 (このIDを非表示/違反報告)
菫!щ(゜▽゜щ)(プロフ) - 面白いです！更新応援してます！ (2018年11月30日 19時) (レス) id: 5ee93ef12b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2018年7月5日 19時
