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私は近藤さんにお金を渡した。



「良いのです。これは私からのせめてものお礼にございます。安心して下さい。このお金は私のこれまで貯めていた貯金の少し故に。」



近藤「でも、、」



「もらって下さい。これをこれからの近藤さんの夢への資金にして下さい。少しでも役に立てるかと。」



近藤「分かった。本当にありがとう!Aちゃん!」



「あの近藤さんこの文を土方殿と総悟殿に渡して下さい。決して私からとは言わないでください。」



近藤「どうして!?」



「近藤殿、私は不逞浪士に殺された。とでも仰って下さい。この品々は私の親からの贈り物と、、そしてこの文も……」



近藤「分かった。本当に良いんだね。」



「はいっ。」



私は涙を堪えた。

でも、こんなところは

見せたくない。



「今まで本当にありがとうございました。この御恩は私Aは一生忘れませぬ。私に刀を素敵な時間を楽しい日々を、皆さんにはとても良いものをもらいました。ここはAの1番の宝物です。」



私は深々と

頭を下げた。



近藤「Aちゃんっ」



近藤さんは号泣していた。

私も泣きそうになる、

でも堪えたければ

最後にこんなところは

見せたくないから……


笑顔で終わりたい



「ではこれにて失礼致しまする。」



_______________________

私は輿に乗った。



山代「姫さま本当にこのような終わり方で良かったのですか?」



「良いいのじゃ。」



山代「姫さま、、、」



「別れがないまま嫁いだらきっと会いたくてなってしまうから、、、」



総悟殿、私は貴方様をお慕い申しておりました。



この恋心を持ったAは今夜限りで



死ぬ。



だから、



だから、



今は、



今だけは、



貴方を想う、



Aでいさせて下さい。

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椿(プロフ) - 有難うございます。更新はかなり遅いペースだと思いますがどうぞ宜しくお願いします! (2019年4月7日 0時) (レス) id: edb7f51625 (このIDを非表示/違反報告)
菫!щ(゜▽゜щ)(プロフ) - 面白いです!更新応援してます! (2018年11月30日 19時) (レス) id: 5ee93ef12b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2018年7月5日 19時

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