お武家のお姫さまとドS少年

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Asied


明け六つ半時


山代「姫さま お目覚めになってよろしゅうございます」


「うーんもう朝か」


松江「お目覚め おめでとうございます 姫さま」

私が寝たままの状態で女中が御髪を整え
入浴し
召し替えをして
そして今は女中が私の髪を結って
私は朝食を食べている



「なぁ 山代」


松江「はい 姫さま いかがされましたか」


「今日の予定は何だ」


山代「五つ半時に御前様を迎え礼拝
四つ時には総触れ
その後 お琴 お三味線の稽古があり
九つ時には昼食をとり
お召し替えをいたし
御簾中様と対面し
お召し替えを
八つ時には舞 茶道 花道 護身術 稽古の後
自由に過ごされ
暮れ六つ半時には夕食 お召し替えを
五つ時 夜の総触れがあり
その後は自由にお過ごし下さいませ
五つ半時 就寝にごさいまする
今日は特にお忙しゅうごさいます
ご辛抱を」


「そうか じゃが
私は少し休みたいのだ」

皆の隙を見て家を出る
少し皆には悪いがな



山代「ひ、姫さまもしや具合が悪いのですか
誰かお匙を お匙を呼ぶよだ」


「山代 体調が悪いわけではないのだ
ただ最近 忙しゅうて 少々疲れているだけじゃ
案ずるな」

山代は心配性だ これでお匙を呼ばれたら
厄介じゃ 嘘がバレてしまうかもしれぬ
山代には悪いが ここは退かぬ


山代「ですが姫さま」



「山代 大事ないゆえ」



山代「姫さまにもしものことがあったら
山代はどうしたら良いのですか」



「山代 私は少し疲れているだけじゃ
九つ時まで休ませてくれないか」



山代「姫さま…」



松江「山代様 姫さまも大事ない
とおっしゃっておりますゆえ
ここは姫さまを少し休ませたらいかがです」

松江 ナイスじゃ 松江が言うなら山代は
退く 間違いない



山代「わかった 誰か就寝の用意を早急に致せ」



「山代 松江 お願いがある
皆がおったら心が休まぬゆえ
人払いを」



山代「はい姫さま
姫さまがお休みじゃ
皆出て行くのじゃ」



侍女たち「はい失礼致しました」



「すまぬがお前たちも出て行ってくれないか」



松江「ですが姫さま」



「出て行ってくれ」

私は強めに松江と山代に言った



山代「はい 姫さま」

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