お武家のお姫さまとドS少年

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山代sied



姫さまは一体どこに
私が目を離したばかりに



女中「山代様ー」




そう言いながら女中が廊下を早歩きしている

山代「そないに焦るでない みっともないぞ」


女中「申し訳ありません
門番のお方より姫さまらしきお人が現れたとの伝言を承っております」



真に姫さまなのか

山代「先程から自分が姫さまだと偽る者や姫さまを見つけたなどの厄介な者たちがおる
それゆえにまた偽物ではないか」

城を出ていかれた姫さまがそう簡単に城へは
戻りますまい



女中「私もそう思い門番に姫さまらしきお方の様子を詳しくお聞きしました
なれど今度こそ真の姫さまかと…」



山代「様子とはどのような様子じゃ 述べてみよ」



女中「話し方もちろん身なりも姫さまそのもので
一番の証拠となるものは山代様と松江様の名を知っていたという事です」



姫さまじゃ きっとそうだ



山代「何故それを先に言わんのじゃ
松江を今すぐ呼んで参れ」








松江sied




女中から姫さまが見つかった聞き急ぎ山代様のもとへと急いで向かう

松江「山代様ー姫さまが見つかったとは真ですか」



山代「まだ明らかではないがその可能性は十分に高いぞ」


山代様がこういうということは姫さまに間違えないのだと思う

松江「それではすぐに門に向かいましょう」



山代「それより廊下を早歩きするのはよせ
それでも姫様付きの女子か！」



松江「も、申し訳ございません」

返す言葉もない
我ながら恥ずかしい

山代「そなたはあくまで他の女中の見本じゃ
その見本がそのように慌ててはならぬ
さぁ門へ向かうぞ！」


松江「はい！」
私は山代様をずっと尊敬している
山代様に認められ姫様付きになった
私は山代様に一生ついていきまする
そしていつか山代様のような女子になれるかな？
私が山代様を尊敬する理由、それは…
やっぱり誰にも話さない
違う、本当は話せないだけ
まぁこの想いを知っておるのは私だけ
心に秘めておこう

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