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「 ちょっときゅうけーい 」
少し前に、HIROさんに勧められた、
Aのブランドを作らないか、と。
もちろん断るはずもなく。
そうなるとやっぱり男女兼用な商品も求められるわけで、
以前のような女性メインだったデザインもガラッと変え男女共に着られるデザインを考える
「 難しい 」
本当にただその一言に尽きる
記憶の中のママとパパが着ていたような服をテイストに作りたい。
けど、人の心を動かせれるようなデザインだとは限らない
直人さんに相談しよう
やっぱりここで頼りになるのはファッションリーダー直人さん
直人 「 なるほどねぇ、確かに難しいかも 」
「 やっぱり、? 」
直人さんからしても難しいようで。
直人 「 でもテイストを変えろとかそういうんじゃなくて、例えばこのデザインのロンT買ったとして ロンTの癖がありすぎて何を合わせたらいいか分からない人が出てくるだろうなって思って 」
確かに私がデザインしたトップスと
どんなパンツが合うのかと考えた時、死ぬほど頭を使わなきゃ出てこないかも、
直人 「 だから、このトップスに合うパンツを何個か商品化する、また新しいデザインのトップスを出したんだったらそのトップスに合う物を作っていくっていう考えでいけば絶対売れる。Aのデザインは最高だから 」
「 本当? 」
直人さんは、
私の考えを否定するんじゃなくて
自分の考えも加えながら教えてくれた
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作者名:春 | 作成日時:2021年3月24日 23時