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過去編6 ページ35

2日間はあっという間に明け、登校当日。


先生「えー、今日からこのクラスに新しく仲間が入ります。入ってきてください。」


ドアを開け皆の前に立つ。


『…京龍 巴です。よろしくお願いします。』


前日、鏡を見たが身長、顔、声から完全に男に見える。

流石にこれでいじめられる事もないだろう。
何せ"男"なのだから。


女子1「はいはいはーい!質問質問〜!」


『…』


先生「質問、答えてくれるかい?」


『…ある程度なら。』


女子1「身長凄い高いですけど何センチですかぁ〜?」


『…183っす。』


女子「え、凄い高いじゃん。イケメンだし狙っちゃおうかな…」

女子「マジで?アタシも狙おうかな…」

女子「えー…でもなんか雰囲気怖くない?」


ザワザワと騒ぐ女子達。


騒いでる相手がお前達がいじめていた奴だとは思うまい。


先生「はい静かに〜。んじゃあ京龍君、あの席で。」


『うっす……』


HRも終わり、自分の席でボーッとしてたら女子数名がこちらに向かってきた。


女子1「ねぇ京龍君!どこ出身なの?」


『……地方』


女子「えーっいがァい!!地方のどこぉ〜?」


『それは教えない…』


女子2「じゃあさじゃあさ!カノジョとかいんの?」


『……いないけど』


いる訳ねぇだろ。テメェら虫が良すぎるんじゃねぇかと言いたくなるほど対応が違う。そこでふと思った。


──女として過ごさない方がいいのでは。──


その考えが過ぎった瞬間、チクッと胸が痛んだ気がした。


『……?』


女子4「どうしたの?」


『…いやなんも。』


女子3「ねぇ今日の放課後暇?ウチらでカラオケ行くんだけどさぁ!」


『…予定あるから行かない。』


女子達「「「「えー!」」」」


『次移動じゃないの……?』


女子2「うわマジだ…急ご〜!」


バタバタと走る女子達を後ろ目に、










































『……手のひらクルックルだな。腹立つ。』


そうボソッと吐き捨てた。

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設定タグ:呪術廻戦 , 悪女 , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
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ゆなみん(プロフ) - 悲しすぎて!泣いてしまって!涙が止まらない!天才です!俺より天才です! (10月5日 19時) (レス) @page20 id: 0cd8eecdfa (このIDを非表示/違反報告)
獅戸(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます…!!!面白いと言っていただけて嬉しいです!!次の作品でも是非お贔屓に……((( (2021年8月27日 0時) (レス) id: 3ac1786402 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - まじで面白かったです!これからも応援しています!頑張ってください! (2021年8月22日 5時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
自律 - メーカーで作ったのなら,メーカー名描いてください! (2021年5月21日 19時) (レス) id: 6ea500aa96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:獅戸 | 作成日時:2021年5月18日 22時

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