過去編3 ページ32
五条「そっか!お疲れ様、今何処にいるの?」
『えっと……』
目印になる場所を言い、そこの近くの公園にいると言った。
五条「ああ、そこね!迎えに行くから!」
『ありがとうございます……』
五条「いいのいいの!んじゃまた後で!」
そう言って電話を切った。
10分程経ち、コツコツと足音が聞こえた。
五条「お待たせ!お疲れ様A。」
『………ポロッ』
五条さんの姿を見て、安心から涙が溢れた。
五条「あららっ…大丈夫だよ、沢山泣いていいから。」
そう言って私の横に座り、私の頭を優しく撫でた。
『ッ…怖かった…ッグス……』
五条「うん、怖かったね。」
『痛か"ッ…た…ッ…ぅ…』
五条「うん、痛かったね。」
『……ッ…死にたいって思ったッ……グズッ』
五条「……うん。」
『でも…ッ…でも"ッ…五条さんが……っ…助けてくれたからッ…グズッ…ヒック…』
五条「……Aはよく頑張ったよ。これからはもう大丈夫だから。」
そう言って優しく抱きしめてくれた。
それから10分程落ち着くまでベンチに居て、五条さんの家へ向かった。
五条「着いたよ」
『広ぃ………あっ…えと…お邪魔します…』
五条「違う違う!今日から君の家でもあるんだから、ただいまでしょ!」
『………た…ただいま…』
五条「はいおかえり!」
五条さんの家は一人暮らしにしては広かった。綺麗に物も整えられていて、少し失礼だが成人男性の一人暮らしをしている部屋だとは思えなかった。
五条「部屋はここね!好きに使って!」
そこはゲストルームなんだとか。五条さん曰く、「客人なんて来ないから使っていない。」との事だっので、ありがたく使わせてもらうことにした。
私は部屋についていたクローゼットにバックから服を取り出して、しまった。
五条「A〜、先お風呂行っておいで!」
ドア越しに聞こえるその声に、聞こえるように返事を返した。
『はーい…』
荷物整理を終わらせて、私は言われた通りお風呂に入った。
シャンプーやリンスは好きに使ってもいいとの事。
『すごくいい匂いする……』
風呂から上がるとご飯が用意されていた。
『えと…いいんですか…?こんなに至り尽くせり……私もお手伝いしますが…』
五条「いいのいいの!ほら食べよ!」
『あっはい』
五条・A「『いたただきます』」
『……!おいしぃ…』
五条「そ?良かった」
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ゆなみん(プロフ) - 悲しすぎて!泣いてしまって!涙が止まらない!天才です!俺より天才です! (10月5日 19時) (レス) @page20 id: 0cd8eecdfa (このIDを非表示/違反報告)
獅戸(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます…!!!面白いと言っていただけて嬉しいです!!次の作品でも是非お贔屓に……((( (2021年8月27日 0時) (レス) id: 3ac1786402 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - まじで面白かったです!これからも応援しています!頑張ってください! (2021年8月22日 5時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
自律 - メーカーで作ったのなら,メーカー名描いてください! (2021年5月21日 19時) (レス) id: 6ea500aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:獅戸 | 作成日時:2021年5月18日 22時