五条「相変わらずいい声だなぁ……」 ページ12
五条side
『スゥ…』
伏黒「……?」
五条「おっ」
『────────……』
五条「……相変わらず歌が上手いなぁ…」
伏黒「……!」
Aは時折イヤホンを着けて1人曲を聴きながら口ずさむ。この時だけ地声に戻る。透き通る様な声は暗い雰囲気とは裏腹に、僕達を明るい気分にさせる歌声だ。
『─────────────────…』
Aの歌は綺麗だ。だけど、時にそれはとてつもない凶器と化する。
暫く歌を聴いていると、悠仁と野薔薇が出てきた。
釘崎「終わったわy…ん?」
五条「シー……」
『─────────…♪』
釘崎・虎杖「!」
五条「今歌ってるから。」
二人とも聴き入るように黙り込んだ。
それで歌い終わるまで待っていた。
『──────………はぁ』
先程の透き通る声とは違う、普段よく聞く重たい声。
五条「今日も綺麗だったよ〜♪」
『……あれ、終わったんだ。声掛けてくれりゃ良かったのに。』
五条「綺麗な歌声だったのに聴かないなんて勿体ないでしょ〜??」
『俺の事が嫌いなお二人は不快になりそうだけどな。』
そう言って野薔薇と恵に視線を動かすA。
1年生のみんなを仲間につけるのは諦めたのか。
五条「子供送ってくるね〜」
僕はそう言って、恵と一緒に野薔薇が連れてきた子供も送り返した。
『ビーフステーキと寿司ぃ?牛丼行こうぜ…』→←『この人の言う事信じらんね…』五条『えー…』
36人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆなみん(プロフ) - 悲しすぎて!泣いてしまって!涙が止まらない!天才です!俺より天才です! (10月5日 19時) (レス) @page20 id: 0cd8eecdfa (このIDを非表示/違反報告)
獅戸(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます…!!!面白いと言っていただけて嬉しいです!!次の作品でも是非お贔屓に……((( (2021年8月27日 0時) (レス) id: 3ac1786402 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - まじで面白かったです!これからも応援しています!頑張ってください! (2021年8月22日 5時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
自律 - メーカーで作ったのなら,メーカー名描いてください! (2021年5月21日 19時) (レス) id: 6ea500aa96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:獅戸 | 作成日時:2021年5月18日 22時