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俺は水路に落ちた後、すぐ引き上げられた。
『ｹﾞﾎｯ…ぅ…ｺﾞﾎｯｶﾊｯ…』
カク「…いい加減諦めんか」
『ぃ"やだ…ｯ…！』
ブルーノ「何故そこまでして嫌がる。無駄な足掻きだと言うのに。」
『…無駄でもいいんや…少しでも長く生きたい。』
俺はもうヘトヘトで、壁に背を預けてズルズルと座り込んだ。
『……でもやっぱり敵わへんねやな…どの道殺されんねんから』
ルッチ「……自分のやったことに悔いろ。」
『分かってる…わかってるんや。でも……やっぱりさ、平和に生きてみたかったよ。今になって生きたいとか馬鹿馬鹿しいけどさ…』
俺はその場に縮こまるように腕に顔をうずくめた。
『…もう死ぬんやなぁ……』
自然とかすれて消えそうな声が出た。
カク「…」
カリファ「……仕方ないわ。そう決まった事なのよ。」
ブルーノ「自分がどれだけ生きたいと願えど無理だろうな。」
『ははっ……な、殺すなら一思いに頼むで。』
最後くらいは笑顔で散ってやろう。そう思って、震える足で立ち上がって腕を広げた。
カク「……そんな顔するんじゃないわい。」
『…そんな顔って？』
カク「そんな…！！泣きそうで苦しそうな顔をするんじゃないと言っとるんじゃ！」
カリファ「カク…」
『………早く殺さないと逃げちまうぜ？』
カク「なんで急かすんじゃ…！」
『それがアンタらの仕事やろ』
カク「さっきみたいに威勢よく逃げてくれ…！」
『…もう無理だろ？行き止まりで、周りは水路で、アンタらに囲まれてんねやから。』
カク「それでも…！！」
『……カク、早く殺さねぇと。』
カク「それでも好きになってしまった奴を殺すんは辛いんじゃ…！」
『……は？』
ルッチ「…なんだと？」
カク「元々Aを殺せという司令はきとらん！！捕らえろとしか言われとらんはずじゃ！何も殺さんでもえぇはず！」
カリファ「そうだけど…」
カク「無理言っとるのはわかっとる…！じゃがワシはAを殺せん！お前らもそうなはずじゃ！」
カリファ「……でも任務なのよ。カク。」
ブルーノ「…確かに殺したくはない。A程、こいつには生きて欲しいと思ったことは無い。が、任務だ。妥協しろ、カク」
カク「なんでじゃ…！エニエス・ロビーに連行すればいいじゃろう！」
ルッチ「……どの道殺す事になるだろうが、A、来い。」
『…ぁ…おう…』
カリファ「ちょっと…！いいの！？」
ルッチ「知らん。」
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モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年8月15日 15時) (
レス) @page35 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 獅戸さん» 無理だったらごめんなさい；；更新がんばって下さいね！応援しますね！ (2021年9月11日 13時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 獅戸さん» 一緒に合作しませんか？ (2021年9月11日 13時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
獅戸(プロフ) - 星猫さん» ジョジョ・呪術(アニメ勢)・ONEPIECE・マギ・はたらく細胞くらいですかね？知識が中途半端なのがありますけど複数のアニメより特定のアニメをじっくり見るタイプです！！！ (2021年9月11日 12時) (レス) id: 3ac1786402 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 獅戸さん» もう一つのｐｃを操作してます。 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月11日 12時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：獅戸 | 作成日時：2021年9月10日 16時
