『見学』 ページ3
見学に行くことが決まり、内心ワクワクしてる俺がいた。
カク「それじゃあ行くかのう！」
『……(ワクワク)』
こういう事に対し冒険心を擽られるあたりまだ俺はガキなのだろう。
これから造船会社の見学。それにワクワクドキドキと胸踊らせていると、体が浮く感覚がした。
カク「よっこらせ……」
『…………………………は？』
その間なんと5秒。
この俺が状況把握に5秒掛かるとは。
それにカクは俺より身長はなかった。その俺を軽々と持ち上げただと？
『え、ちょ、待っ…！なんやいきなり！？』
カク「なにって……見学に行くんじゃろう？」
『え、いや自分で歩け…』
カク「この方が早いわい。」
そういうと、なんということでしょう。
・
・
空にいるではありませんか。
『じゃないねん！！なんっ！？』
いきなりのこと過ぎてカクにしがみついて顔をうずくめてしまった。
『あぁぁぁ…！！！！』
カク「んぬ……！？」
その時、一気にカクの心臓がドクンと動いた気がした。
が、今はそれどころじゃない。
・
・
滞空時間が長すぎて、地面に着地した時、腰を抜かしてしまった。
『………ﾌﾙﾌﾙ』
無言でただただ震えるだけの俺。
カク「す、すまん…………怖がるとは思わなんだ…」
『……地面愛してる…』
「クルッポー！」
鳩の鳴き声がしたと思って顔を上げる。
『ハト…？』
「クルッポー！何してるんだっポー！」
『は……ハトが喋った…！』
カク「なんじゃルッチか……いやのう、こやつをガレーラの見学にと。仕事を探しとるらしい。」
ルッチと呼ばれるその男はハトを肩にのせ、タンクトップにサスペンダー、そしてハット帽というなんともダサい格好だった。
『…あ、えと、ウラナダ・Aって言います、ここに住むことになって、仕事探しとるんです。』
ルッチ「………アイスバーグさんに聞いてくるっポー」
『あ、アイスバーグさん……？って誰ですか…』
カク「Aは来たばかりじゃから分からんか…この島の市長であり、ガレーラカンパニーの社長じゃ。」
『社長！？え、あ！忙しいんとちゃいまっか！？俺の為に時間使わせるのは……！』
カク「まぁまぁ！もしかしたら入社することになるかもしれんぞ？」
『それは嬉しいけど……！』
パッとルッチがいた方を見ると、もう居ない。
『マジで呼びに行った…！？』
・
・
見学開始のベルが鳴る
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モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年8月15日 15時) (
レス) @page35 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 獅戸さん» 無理だったらごめんなさい；；更新がんばって下さいね！応援しますね！ (2021年9月11日 13時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 獅戸さん» 一緒に合作しませんか？ (2021年9月11日 13時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
獅戸(プロフ) - 星猫さん» ジョジョ・呪術(アニメ勢)・ONEPIECE・マギ・はたらく細胞くらいですかね？知識が中途半端なのがありますけど複数のアニメより特定のアニメをじっくり見るタイプです！！！ (2021年9月11日 12時) (レス) id: 3ac1786402 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 獅戸さん» もう一つのｐｃを操作してます。 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月11日 12時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：獅戸 | 作成日時：2021年9月10日 16時
