ポアロの新入りは腐女子でした。【名探偵コナン】

8話 ページ9

夜桜Aside



はぁ...透さんにバレるとか最悪

透さんに腕を掴まれてままため息をつく。


確かに、あんなところに置いてる私も悪いよ？

でもなぁ...私は二度目のため息をついた。



「Aさん、安室さん、お店閉めます...よって...」


ちょっと...梓ちゃんがそぉーと扉を閉めてるんですけど...！？

これって絶対、透さんが私の腕を後ろから掴んでるのを見て、勘違いされたパターンでしょ




「梓さ『梓ちゃん！？勘違いしてない！？』


私は透さんの声をかきけして叫んだが、梓ちゃんにその声が届くことはなかった...


梓ちゃんが休憩室を去って、私たちの間にしばらく沈黙がおとずれる。



『透さんのバカァァァアアア！！』



私は、透さんの腕を振りほどき、おもいっきり足を振り上げて蹴ろうと思った...が...

あっさり透さんに防御されてしまう。



「すぐ手をだすのをやめてください」


『今のは手じゃないです！足です！！』



「さっさとお店閉めて帰りましょうよ」

透さん...もみ消すつもりですよね！



『待ってください！話が終わってませんから』


「もう夜遅いのでおくりますね」


『私の話を聞いてくださいっ！』



透さんには腐女子バレしちゃったけれど、なんだかんだで楽しくなりそうだ...心のすみでそんなことを感じていた。

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