ポアロの新入りは腐女子でした。【名探偵コナン】

7話 ページ8

安室透side



俺たちは何をしているのだろう...


今、休憩室でAさんから逃げている。



「まてぇぇぇ！！透さぁぁぁん！！」



ちょ...可愛いのが台無しだ。

まぁ、腐女子だし可愛いもクソもないが


俺だって警察だ。18歳の少女に追い付かれてたまるか



「末代まで呪ってやりますぅぅぅ！」


『Aさん！！話をしましょうよ...！』



俺が声をかけても、Aさんは怒声をあげている。あ...聞いてないなこれ


だいたい、あんなところに置いてるのが悪いんだろ...！



このまま追いかけっこを続けていたら、Aさんが倒れかねない。


少々、Aさんには悪いけれど、俺はAさんの後ろに回り、彼女が動けないように腕を掴んだ。



「透さ...！反則ですよ！！」


『いいから...落ち着いてください。』



「私のポジションが他のイケメンだったらいいのに...」

とAさんはため息をついた。


『はい？』



「だって、透さんみたいなイケメンに、イケメンが腕を掴まれて拘束されるなんて...最高じゃないですか！？」



透さんイケメ...いや、そこじゃなくて...


Aさんは根っからの腐女子で、もう俺に隠す気はさらさらないようだ。

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