赤井家長女は公安警察2

5分間の車場荒らし2 ページ18

『じゃあさっそく話を聞いていきましょー！』


「じゃ、じゃあ鈴木さんから......」


「俺は、駐車場にあるトイレに行ってたんだよ......そのトイレから帰ってきたら、俺の車に落書きされてたんだよ」


なるほど。アリバイ証人はなしというところだろか......


鈴木さんが話した後、佐藤さんが話し出した。



「わ、私は友人に電話をしていました。」


『携帯の履歴を見せてもらってもかまいませんか？』


佐藤さんはそっと私に携帯を渡した。


私は一応、ポケットに入れていた手袋をしてから携帯に触った。


「A姉ちゃんって、用意がいいな！」


『え、どうして？』


「だって、ハンカチならコナン君もよく使ってるけど、Aお姉さんは手袋を用意してるんだもん！」


うっ......この子達、鋭いな......今日の午前中に公安で証拠品を扱ってたから、偶然手袋を持ってたんだよね


『そ、そ、そ、それはたまたまだよ！』


「A、気をつけないとバレちゃうよ？」


秀吉お兄ちゃんにそっと耳打ちされる。


わかってるって！と私は返事をし、次の早坂さんの話に耳をかたむけた。

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