【HQ】フード被りの男バレマネは、世界ユースに入っているそうです ＜合宿編＊２だよ(´∀｀*)ﾉｼ＊＞

見てないし見えない８３ ページ25

及川side



『どんな事でも、"信じてくれる"んですか？』


Aちゃんがそう告げた。


何かを試すように。


でも俺はもう、"信じる"って決めたから。


何があっても、信じる。


もう、後悔はしないよ。


だから、

及川「うん、"信じる"よ。例え、この先Aちゃんが裏切ろうとしてもね。」


『……………。





分かりました。教えます。』


聞かせて、君の事。


夢主side


私は、及川さんを試した。

そしたら、何があっても信じると言ってくれて、正直泣きそうになった。

別に虐めてきても、結果、信じてくれれば嬉しいことに変わりないから。

"信じてくれるなら"私は許す。

今はココロを許してあげる。



及川side


『私は及川さんの言う通り、東雲Aでもあり、月ノ宮Aでもあります。』

やっぱり、そうなんだ。


『私の過去を言う前に一つ質問していいですか？』

及川「？いいよ。」

『及川さんは、本当に私が篠田先輩を虐めてたと思っているんですか？』


そのまま、思った事を話そう。

今更、嘘ついたって意味無いしね♪


及川「前までは虐めてると思ってたよ。」

『…前までは？』

及川「うん。でも、Aちゃんが同一人物何じゃないかって疑うようになってから、美結の自作自演なんだって思った。」

『…そうですか。』

及川「ごめん……本当にごめん！！何も知らないのに……」


『いいんですよ。気づいてくれてありがとうございます。


……話が逸れてしまいましたね。では、私の過去を教えます。』


あんなに、追い詰めたのになんで許してくれるの…？

ホント、お人好しすぎ。

及川「うん…」


『……えー、っと、私は小さい頃からバレーをしていました。物事ついた時からバレーボールを触っていてて……

まぁ、そんなこともあって中学でもバレーをしていて中１でレギュラーに入れたんです。
それを、生意気だと思ったのか部活の先輩からいじめられてたんですよ。バレーさえあれば大丈夫だったのでその時は"まだ"耐えられてたんどすけど……
中学最後の大会では…私に1度もトスが来なかったんです。なんで、って聞いたら私達は努力してやっと3年でレギュラーに入れたのになんでお前は1年の頃からレギュラーに入れてるんだから私たちの気持ちなんて知らないよね、って言われて…それで全てに失望しちゃったんですよ。
何もかも嫌になって3ヶ月ほど学校にも行かずにフラフラしてたんですけどね〜』

呑気に言える事じゃないでしょ…

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