【HQ】フード被りの男バレマネは、世界ユースに入っているそうです ＜合宿編＞

見えないけど、僕は見えてる。２８ ページ7

月島side


『孝にぃ達に言わない？』

嫌、あんな熱心に教えろって言われたから教えないわけにはいかないケド、

月島「場合によっては言うかもね」

なんて。

『じゃぁ、言わない。』

月島「菅原さー『はい！刺しました！お願いだだから孝にぃ達だけには言わないで！』最初から言えばいいのに。」

月島「ていうか、なんで菅原さん達に知られたくないの？」


僕は思った事をそのまま口にした。


『迷惑……だから。迷惑かけたくないから。』


は？迷惑だから。って、あの菅原さんが迷惑だって思ってるわけないデショ。←


そしたらあんな熱心に話さないし←←


それに、心配しなきゃ僕だって話しかけなかったし。




？？？



"心配しなきゃ"？……僕が心配した？


まぁ、
月島「迷惑迷惑って、ホントに迷惑なら菅原さん達も君の事心配しないと思うケド。」

『えっ？』


月島「じゃ、僕は体育館に戻るから。」

『あ、うん。』









僕らしくないな。








人の事心配するなんて。






こんなに、素直に、純粋にこんなこと言ったの初めてかも。









この気持ちは何？


夢主side


月島君に言われたこと、まだ残ってる。



"ホントに迷惑なら心配しないと思うケド"

なんて、私は迷惑じゃない。って断言するように言う月島君は初めて見た。


少し嬉しかった………なんて。ね。









嬉しかった！？


まぁ、いいや。



良し、持ってくか。


美結「あ！いいよぉ？私が持ってくから！！」

『先輩……』

美結「あんたも、みんなも本当に馬鹿よねぇ？すーぐ騙されちゃってwそれに、自分を犠牲にしてまで"迷惑"になりたくないなんてねぇ？w私は、バレーの為に入ったわけじゃないから、そんな事知りもしないけどねぇwwじゃぁ、悪者頑張ってねぇ」









…………









ｸﾞｻｯ


ｸﾞｻｯ


ｸﾞｻｯ


『我慢………出来るわけない…でしょ』

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