時間 ページ21
ク「...仕事がない」
社の中にある自分専用の椅子に座り、天井をなんとなく眺める
自分が守っている階層の見回り、階層を清潔に保つための清掃、これらは全て領域守護者たちがやってくれるため俺が行う必要がない
それ以外の仕事となるとナザリックの隠蔽くらいしかないが、これはもう終わらせてある...というかそんなに頻繁に行わなくても、一週間ほどなら効果が続行する為今日行う必要がない
他にモモンガ様から司令がある訳でもなく、自身の娯楽というのも今すぐには思いつかない
つまり暇だ
それからもしばらく天井を眺めていると、その様子をずっと見ていたツバキが話しかけてきた
ツ「クオン様、何をしているのですか?」
『見れば分かるだろ?何もしてないんだよ』
ツバキはひとつため息をこぼすと提案を一つしてきた
ツ「ならば、コキュートス様の所へ行かれたらどうでしょう。あの方ならば今でも剣の訓練をしてるでしょうから手合わせをなさっては?」
俺はずっと天井に向けていた視線をツバキに移す
ク「それいいな。第三階層で何か異常があったらメッセージで伝えろ。俺は第五階層に行ってる」
ツ「分かりました。行ってらっしゃいませ」
早速俺は指輪を使って第五階層へと転移した
第五階層は氷河というだけあって、常に氷で覆われている階層だ
ク「きっと人間がここに来たら冷気だけで死ぬな」
吹き続けている吹雪の中を歩きながらコキュートスを探す
すると右手側から剣を振り回す音がした
音がした方へと歩いていくと、予想していた通りコキュートスが剣の訓練をしていた
コキュートスも俺に気が付いたのか、剣を下ろし視線を向けてきた
コ「クオンジャナイカ。何用ダ?」
ク「仕事がなくてな。剣の手合わせをしてもらいたくて来た。時間はあるか?」
コキュートスは口から冷気を吹き出しながら頷く
コ「問題ナイ。今スグ始メルカ?」
ク「あぁ、剣は持っているし今すぐで大丈夫だ」
コ「何本マデ剣ヲ使ッテイインダ?」
ク「本気でやる訳でもないからな、2本で頼む」
コ「承知シタ」
コキュートスは元々持っていた剣とは別にもう一本剣を取り出し構える
俺は腰にある剣を引き抜き、右手だけで持ち構える
コ「タイミングハドウスル?」
ク「先手はそちらでどうぞ」
コ「ソウカ。ナラバ参ル」
43人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カイルマ(プロフ) - とうふどんさん» いえ、万が一私の作品がパクリであった場合指摘するのは当たり前の事だと思うので大丈夫です!こちらも著作権など考えずすみません。指摘ありがとうございました (2019年11月11日 19時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
とうふどん(プロフ) - カイルマさん» 不快には思ってませんので大丈夫です。こちらこそ軽率な発言で傷つけるような言い方をしてしまい申し訳ありません。 (2019年11月11日 18時) (レス) id: fd53234af0 (このIDを非表示/違反報告)
とうふどん(プロフ) - カイルマさん» 題名を載せるのは著察権的に駄目だと思うので...他サイトでハーメルンにはオーバーロードの二次創作が多かったので、この小説が似ててちょっとアレ?ってなってしまいました。サイト知らないならパクリようがないですね。 (2019年11月11日 18時) (レス) id: fd53234af0 (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - とうふどんさん» 本当にそっくりならば一度題名を教えて欲しいです。一度ハーメルンという夢小説サイトを調べてみたのですが見つからなかったので、題名で調べてみたいと思いました。今回の件で不快な思いをさせてしまいすみません。どうかよろしくお願いします (2019年11月11日 17時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - とうふどんさん» すみません。そのハーメルンというものを知らなくて...ですがパクリではありません。私はオーバーロードという物語が好きでその話の夢小説としてキャラを考えてこの話を書きました (2019年11月11日 17時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カイルマ | 作成日時:2018年8月29日 1時