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もうやめて...! ページ12

「そしたらこの子、どうしたと思う?」

「どうしたんです?」

「やっぱ無理ぃ!って言って別室に閉じこもってしまったのよ」

「まさかアプリコットにそんな弱点があったとは...」

『もう...いいだろ...』


俺の下事情を酒が回っている影響かベラベラと話すベルモットに羞恥心で顔を隠しながら切実な思いで言うが、まだ話し足りないわと言って止まる気配がない


「もしかしたら男性ならいいんじゃないかと思ってジンともやらせようとしたんだけど全然ダメ。私と同じ結果だったわ」

「アプリコットってピュアなんですね」

『ピュアで何が悪い!』


皆から暖かい目で見られすごくムズムズとしながら言った言葉にジンが鼻で笑ってガキだなと言った


ガキで何が悪い!ジジイよりはずっとマシだろ!


その後も和気あいあいと俺の下事情で盛り上がる周りに疲れてカウンターにうつ伏せていると、ベルモットがクスクス笑って頭を撫でてきた


「あらアプリコット、拗ねちゃったかしら?」

『拗ねてない』

「どの口が言うのよ」


大人になったのは見た目だけねと笑うベルモットに少しイラッとし、未だに撫で続ける手を反抗の意味を込めてはらう

前世も含めたらお前らよりも年上なんだからな!...肉体に多少引っ張られているのか自分でも子供っぽいとは思うが...

大体前世でもそういう事が苦手で距離をとっていたんだ

こっちで急に出来るようになるなんてあるわけないだろ...!!!


『俺は別の分野で強みがあるからいいんですぅ!』

「貴方は昔っから拗ねると変な意地をはるんだから」


呆れたように言うベルモットにそういえばとスコッチが口を開いた


「アプリコットっていくつの時に組織に入ったんだ?」

『俺が入った歳?』

「そうそう。噂では古参のメンバーだと聞いていたからもっと年上だと思ってたのに、実際は俺よりも年下。そりゃ気になるだろ」


この話題はいつか聞かれると思ってたんだよなぁ

どうやらスコッチだけでなくバーボンとライもこの質問の答えが気になるらしくコップを置いてじっと見てきた


『俺が入ったのは大体6,7歳の時だよ』

「本当か!?まだ子供じゃないか!」

『色々あってね。RAMに拾われてここに来た』

「ちょっとスコッチ?急にどうしたのよ。何かショックな事でもあった?」


ベルモットが薄く笑いながら聞くと、冷や汗を流しながらスコッチはあははと誤魔化して酒を飲んだ

正義感が強いな

今回でジンに目をつけられてなければいいけど

暇な日→←べ、別にいいだろ!?



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東雲虚 - 更新頑張ってください 楽しみに待ってます (7月5日 14時) (レス) @page15 id: 9cd4695b3a (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 31☆貰いましたァ! (2020年9月20日 22時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カイルマ | 作成日時:2020年8月30日 22時

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