ヤンキーへの対処法 ページ5
前の話で確か優しい人もいるが、ヤンキーも多いと言ったことを覚えているかな？
この学校はほとんどの生徒が自分に利益がないと動こうとしない、まさに弱肉強食の世界だ
圧倒的な強者には逆らう事が出来ない。故に程々に力を持っているなり損ないは、自分よりも弱者を見つけて優越感に浸るものだ
今の僕とこいつらみたいに
「なぁお前、目が見えないんだろ？大変そうだなぁ」
「なんなら俺らが手伝ってやろうか？」
文面だけ見ればとても親切な人達だと思えるのだが、残念ながら五人の男に壁際に追い込まれているのが現状だ
僕は昔から目が見えないというだけで人とは違う認識を受けていた
優しく接してくれる人もいたが、目が見えないのをバカにするもの、暴力をふるってくるもの、中には魔法を打ってくるものまでいた
おかげで防衛魔法は得意ですよ、えぇ、腑に落ちないけど
「おい聞いてんのか！？」
どうやら無視をしていると思われたらしく、大声で叫ばれ少しつばが飛んできて少し不快に思う
ヤンキーに絡まれる際によく聞く、最早テンプレと化している言葉を聞いてなにか言葉を返さないとな...と思う
『えぇ、目は見えないですが耳は聞こえるのでしっかりと聞こえていますよ』
「あ？バカにしてるのか！？」
おっと、選択を間違えてしまったらしい
やっぱりこういうのは実力を示すのが楽だな
『あの、この後用事あるので退いてもらってもいいですか？』
「ハッ、いいじゃねぇか、少し遊ぼうぜ？」
『...分かりました。しかし、用事になるべくはやく向かいたいので一瞬の間しか相手をしてあげられません。許して下さい』
「あぁ！？テメェ何を生意気なことを__」
『__
ヤンキーの言葉を遮って杖で床をトンっとつく
自分や包囲網外にいる人には特に効果はないが、包囲網内にいたヤンキーの方々には大ダメージが入ったようだ
バタンバタンと倒れていく音がしたので、魔力が発せられているものを杖でつつく
どうやら上手く気絶してくれたようで、自分のユニーク魔法の便利さを実感しながらその場を後にした
______
__
おまけ
『ヴィル先輩、戻りました』
「あぁ、戻ったのねレイナー...って何よそれ！」
『それ、とは？』
「その靴についている血よ！一体どこでつけてきたの！」
『さぁ...自分でも心当たりは...？』
「とにかく、それを拭くからこっちに来なさい！」
一体どこの誰の鼓膜を破ってしまったのでしょう
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カイルマ(プロフ) - ゆきなさん» 分かります！！盲目キャラの魅力の一つだと思うんですよそこ！！レイナーくん、自分が書いてるのに「この子...かっこよ」と思わず思ってしまいますw (2020年7月10日 14時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 音で世界をみるってなんかカッコいいですね (2020年7月10日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - ゆきるさん» ありがとうございます！！！これからもそう言ってもらえるように頑張らなければｯ！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年7月9日 7時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきる - 面白いです！続き楽しみにしてます(*´艸`) (2020年7月9日 3時) (レス) id: e9be53e65b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年6月22日 0時
