優しい先輩 ページ3
入学式も終わり、各寮では歓迎会や説明会が行われている頃
僕が入ったポムフィオーレ寮も例外なく、歓迎会を行っていた
あ、どうもレイナー・アヴーグルです。よろしく
色んな所からどの化粧品を使っているのか、美貌を保つ為に行っていることは等と、僕は男子校に入学したんだよね？と疑問に思ってしまうような会話が飛び交う中、自分は誰かに話せるほど自分の容姿に興味もないので人が少ないエリアで壁の花となっていた
ここで少し僕の説明を...
僕は生まれつき目が見えない。それこそ杖をついていないと満足に歩くことも出来ない程
そこでよく人に聞かれるのが、なぜ物にはぶつかるのに人にぶつかる事は少ないのかだ
この質問の通り、僕は例え人混みの中であろうと全くとは言い切れないが、人にぶつからずに歩くことが出来る
詳細は全て一話の自己紹介の部分に書いてあるので見て欲しい(メタイ)
ただ、これは杖がある上で認識出来ているのであって、杖がなければ言葉通りお先真っ暗である
何故杖が無いと出来ないのかというと、杖に魔法石がハマっているからにすぎない
他の人はペンについているらしいが、目が見えない僕はペンを使うことがない。その為普段使っている杖にはめているという訳だ
別に杖無しでも使おうと思えば使えるが、僕は常に魔法で包囲網を作っている為ブロットが溜まりやすい
可視化が出来ない分、一定量溜まったら杖が震えるように出来てるから使う事が出来るが、杖がない状態で行った場合、どれだけのブロットが溜まっているのか分からない
これらの理由から、僕は杖無しでは魔法が使えない...いや、使わないが正解か
まぁそんなこんなで様々な苦労をしつつもここまで健やかに育ってきた僕だが、今とても困っている
それは...部屋の場所が分からない
部屋に目印となる魔法具なんかが置いてあったら良かったが、残念ながら部屋番号しかかかれていないらしい
長々とここまで現実逃避をしてきたものの、生徒が解散し始めたのでそろそろ自分も動かなければならない
さてどうしようと腕を組んで悩んでいると二つの魔力が近づいてくるのが見えた
「やぁ、ムシュー・盲目。何やら困り事がおありだね？」
「あんた、目が見えないらしいから部屋が分からないでしょ？私が連れて行ってあげる」
一つは分からないけど、もう一つの方は分かる
さっき声をかけてくれた美しい魔力を持つ人だ
僕は体を二人に向けてありがとうございますと頭を下げた
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カイルマ(プロフ) - ゆきなさん» 分かります！！盲目キャラの魅力の一つだと思うんですよそこ！！レイナーくん、自分が書いてるのに「この子...かっこよ」と思わず思ってしまいますw (2020年7月10日 14時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 音で世界をみるってなんかカッコいいですね (2020年7月10日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - ゆきるさん» ありがとうございます！！！これからもそう言ってもらえるように頑張らなければｯ！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年7月9日 7時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきる - 面白いです！続き楽しみにしてます(*´艸`) (2020年7月9日 3時) (レス) id: e9be53e65b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年6月22日 0時
