個人の価値観 ページ11
『君は部活は大丈夫なの？』
「今日は気分じゃねぇもん」
『気分で出るか選ぶのか』
「逆になんで行かなきゃいけねぇの？」
『...そうだね』
フロイドくんは自由人だな...いや気分屋か？
不機嫌そうな物言いの割には隣に座っている...寝転んでいるから、特に機嫌が悪いとかじゃないと思うけど...魔力も安定してるし
なんでここにいるんだろうと思うが、なんとなく声をかけずらく、黙って耳をすましていると、横で飽きたと言ってフロイドくんが立ち上がった
『どこかへ行くの？』
「最近さぁアズールが色々やってるからからかってくる」
『アズール？』
初めて聞く名前だけど、フロイドくんが呼び捨てって事は同年代かな？
この学園は合同授業とかもあるし、いつか会えたらいいな
『そっか。じゃあまた』
「うん、またね〜」
そう言ってフロイドくんが離れる__その時
「危ない、避けろッ！！」
そういう叫び声が聞こえたと思ったらフロイドくんが僕の前に出てバシィッ！と肌に何かが強く当たった音がした
『フ、フロイドくん、大丈夫！？』
「...へーき。そっちは？」
『僕は大丈夫、だけど...何が起こったの？』
すると遠くから駆け寄る足音とすまん！！という謝罪の声が聞こえた
どうやらマジフト部の個人練習をしていたらしく、その時にヘマをしてディスクがこちらに飛んできたらしい
僕は大丈夫だといい、フロイドくんも特に怪我はないようなのでもう一度謝罪をしてからその人は戻って行った
『フロイドくんありがとう、助かったよ』
「別にぃ。それよりも...」
僕の顔にフロイドくんの手が触れる
「目、凄い、すっごく綺麗」
目元をなぞるように触れながらフロイドくんが言葉を漏らした
「なんだっけ、アースアイ？そんな感じだった気がするぅ。ってか目、開くんだ」
『見えないから閉じているだけであって、開こうと思えば出来るよ』
「ふぅん、開けたままの方がいいと思うけど...あ、やっぱりダメぇ。俺以外にはあまり見せないで」
クフクフと楽しそうに笑いながらそう言われ少しむず痒い気持ちになる
褒められるよりも馬鹿にされたりすることの方が多いから、どんな顔をしたらいいのかが分からない
『そ、そっか、分かった』
変な顔〜と笑われるがしょうがないと自分に言い聞かせる
その後もしばらくは僕の目をジッと見つめていたが、今度こそどこかへ行くようで顔から手が離れた
「またね〜ライムちゃん」
『うん、また...ライム？』
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カイルマ(プロフ) - ゆきなさん» 分かります！！盲目キャラの魅力の一つだと思うんですよそこ！！レイナーくん、自分が書いてるのに「この子...かっこよ」と思わず思ってしまいますw (2020年7月10日 14時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 音で世界をみるってなんかカッコいいですね (2020年7月10日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - ゆきるさん» ありがとうございます！！！これからもそう言ってもらえるように頑張らなければｯ！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年7月9日 7時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきる - 面白いです！続き楽しみにしてます(*´艸`) (2020年7月9日 3時) (レス) id: e9be53e65b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年6月22日 0時
