対価は大事 ページ17
ジェイドくんはズイっと顔を近づけてきた
「実は、目に障害を持つ方を見るのは初めてでして」
『そうなの？なら、もし質問等があるなら答えるよ。さっきのお礼もかねてね』
「ほんとですか？嬉しいです」
「ねぇ〜、俺には〜？お礼〜」
顎を僕の頭に乗せながらフロイドくんが言う
これ地味に痛いんだよね
『う〜ん...何か聞きたいことは？』
「特にねぇ」
『でも他に思いつかないし...なにか僕に頼みたいことがあれば協力するじゃダメかな？』
「ん〜...しょうがねぇから、それで許してあげるぅ」
機嫌良く抱きついてくるのに身を任せていると、レイナーさんは教科書を持ってこれからどこへ？とジェイドくんが聞いてきた
『あぁ、今日は図書館で勉強しようと思っていてね』
「お一人でですか？」
『いや、リドルくんもいるけど、彼は今寮長会議に行ってるから先に自主勉強でもしようかなと思ってたんだよ』
「あぁ、確かにアズールも言っていましたね。緊急で会議が入ったっと」
あ、またアズールって名前
双子の両方と仲がいいって事は、幼なじみだったりするのかな？
「金魚ちゃんもいるの〜？」
『...金魚ちゃん？』
「リドルさんの事です」
「小柄で食べる部分がなさそうだし、怒ると真っ赤になるから金魚ちゃん」
へぇ、独特なあだ名だ
...怒ると真っ赤にななら、前の鼓膜事件の時も真っ赤だったのかな？
『うん、リドルくんもいるよ』
「マジ〜？じゃあ俺も一緒に行こうかなぁ」
「フロイド、アズールから仕事を任されていたでしょう？」
「今気分じゃねぇし」
「程々にしとかないと怒られてしまいますよ」
また出たアズールくん。これは幼なじみ説が濃厚になってきたなぁ
『僕は別に大丈夫だけど、リドルくんにもいていいか聞かないと』
どうにもリドルくんはフロイドくんのことが苦手らしいからね。もし嫌だったらフロイドくんには悪いけど断らせてもらおう
「分かったぁ。んじゃ行こ」
『うん。あ、ジェイドくんはどうする？』
「遠慮しておきます。後日、しっかりと時間を取ってお話をしたいのですが...」
『あ、じゃあ連絡先交換する？そっちの方が何かと都合がいいだろうし』
「はい是非」
ジェイドくんとついでにフロイドくんとも連絡先を交換して、またと言ってその場は別れた
その後、合流したリドルくんが何故フロイドがここにいるんだ！と怒りだし、勉強会どころではなくなってしまうんだが、まだそれは知らない話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 414人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カイルマ(プロフ) - ゆきなさん» 分かります！！盲目キャラの魅力の一つだと思うんですよそこ！！レイナーくん、自分が書いてるのに「この子...かっこよ」と思わず思ってしまいますw (2020年7月10日 14時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 音で世界をみるってなんかカッコいいですね (2020年7月10日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - ゆきるさん» ありがとうございます！！！これからもそう言ってもらえるように頑張らなければｯ！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年7月9日 7時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきる - 面白いです！続き楽しみにしてます(*´艸`) (2020年7月9日 3時) (レス) id: e9be53e65b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カイルマ | 作成日時：2020年6月22日 0時
