魔法よりも物理 ページ45
何度か魔法を撃ち合うものの流石わ寮長クラス、手も足も出ない
『このままじゃやられるぞ...！』
「あ、そうだ！この前の早い攻撃すればいいんじゃない？」
魔法が使えないため、体の大きいジャックに隠れていたユウくんが言う
『それ、本気で言ってる？』
「意外といいかもしれねぇぞ。魔法じゃ、ただでさえエース達の得意魔法が奪われているってのにかなう相手じゃねぇ。だがお前の攻撃ならもしかしたらいけるかもしれねぇだろ」
そう言われて確かにと納得しつつも、どうしようかとアズール先輩達を見る
『...本能が逃げろって言ってるんですが』
「そんなこと言ってる場合か！」
「ねぇ、作戦会議は終わったぁ？」
そう言いながら魔法を飛ばしてくるフロイド先輩
何とかこちらも魔法を飛ばし相殺するも、いつまでこの状況が続くか分からない
しょうがない...やるか
マジカルペンを胸ポケットにしまい、みんなの前に出る
『すみません。今から物理で行きます』
「おや、魔法では敵わない事が理解出来たようで。ですが、やり方を変えても無駄ですよ」
「そうだよぉ。俺が、ギュッてしてあげるぅ」
あ、逃げたい
アズール先輩達の前に出たフロイド先輩が首をバキバキと鳴らしているのを見て、もう後ろのヤツら全員置いて逃げようかなという思考が生まれる
俺一人ならユニーク魔法を使えば行けるんじゃね？とも思うが...そんなことしたら後が面倒くさそうだ
数回その場でジャンプし、体制を低くする
「あは、早く来いよぉ！」
向こうもやる気のようで目をギラギラさせている
確かあの人ウツボだったよね。流石肉食。目の輝きが違うわ
俺も肉食だが、あんなに戦闘狂じゃない。チーターは臆病なんだ
俺は一度深呼吸をした後、ユニーク魔法を唱える
そして走るスピードをMAXまで上げて駆け出し、フロイド先輩の顔の位置まで飛び上がると顔面に蹴りを入れた
しかしフロイド先輩は倒れることなく、数歩後ずさるだけでそこまでダメージは入っていない
やっぱり俺にはパワーが足りないか。でも、どれだけ弱い力でもスピードでは負けない
落下スピードを上げ素早く床に降りると、またフロイド先輩の顔面まで飛び上がり今度は顎を蹴りあげた
いくら力が弱いといってもこれは効いたでしょ！
隙は与えないと、続けて蹴りを顔面に入れる...はずだったが、即座に体制を整えたフロイド先輩の腕にガードされてしまった
...このスピードに着いてくるとかこの人やば
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
