お泊まり ページ38
「却下だ」
「そんな即答しないでも...」
『俺らの部屋に泊めるのもダメですか?』
「ウチの寮はペットの持ち込みも禁止している。毛が落ちるからな」
今、俺たちはユウくんとグリムを連れて寮へ帰ってきていた
何故二人がいるのかと言うと、契約の担保としてオンボロ寮が奪われてしまったユウくん達を野宿させる訳にはいかない!マジフトの時の恩もあるし許可してくれるでしょ!って流れだ
結果は冒頭を見てくれればわかると思うけど...
首を縦に振るつもりはないらしく、でも野宿は流石に...と悩んでいると、ラギー先輩がじゃあレオナ先輩の部屋に置いとけばいいじゃないスか?と言った
「おい、ラギー。言葉は慎重に選べよ。口を縫い合わされたいのか?」
「だって、レオナさんは部屋に召使いがいるのとか慣れっこでしょ?宿代代わりに、身の回りのお世話は全部そいつらにやらせればWin-Winじゃないスか」
グルルとレオナ先輩が唸るが、ラギー先輩はまだマジフトの時の傷が癒えてないんスよね〜っと何処吹く風だ
口がよく回るなぁっと眺めていると、泊めてくれる意思はあるが、タダでは泊めてくれないらしく、レオナ先輩の呼びかけで先輩が数人姿を見せた
どうやら先輩達と勝負して勝つことが出来たら泊めてくれるらしい
ユウくん達はやる気だが、なるべく早く勝負が着いた方がいいよな
『あの、この勝負俺も参加していいですか?』
挙手しながら聞くと、少し考えた後、好きにしろと言われたのでユウくん達の前に出る
「チタくん、大丈夫?」
『大丈夫大丈夫。ってかこの人数なら俺一人で十分だよ』
「でも人数は向こうの方が多いんだゾ」
『まぁ見てなって』
ユウくんを安心させる為に言った言葉に感化されたのか、先輩方が舐めんじゃねぇ!と三下のテンプレのようなセリフを口にしるのを聞きながら二人にウインクを飛ばすと苦笑いが返ってきた
『レオナ先輩、魔法の使用は?』
「...寮に被害が出ねぇ程度なら」
『分かりました』
ルールで私闘は禁止ってのがあるけど、まぁ寮内の戦いだし、寮長がOKしてるならいいだろう
足を回して準備体操をしていると、俺も!と出てきたジャックを後ろ手で止める
『さっきも言ったでしょ?大丈夫だって』
「だが_」
『大丈夫...数分で終わらせる』
グッと拳をつくると、ジャックは眉間にシワを寄せた
「それじゃあいいッスか?」
ラギー先輩が俺と先輩方の間に立つと腕を振り上げた
「それじゃあ、初め!!」
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか!!!ありがとうございます!!私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!!!! (2020年6月22日 16時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです!更新頑張ってください、楽しみにしてます!! (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイルマ | 作成日時:2020年4月26日 4時