集められたイソギンチャク ページ29
俺たちはエースくん達を追い、鏡舎に来ていた
そこにはエースくん達と同じく頭に何かを生やした大量の生徒が集まっていて、全員がオクタヴィネル寮へ続く鏡へと入っていく
これだけの生徒がオクタヴィネル寮に何で?
とりあえず後を着いていこうと決め、大量の生徒に続き俺達も鏡をくぐる
鏡の先は、海の中だった
泳いでいる魚や揺れている海藻、見渡す限りが青に満たされている空間は初めてでテンションが上がった
「うわぁ水の中に寮がある!」
「マジかよ!すげぇな、ナイトレイブンカレッジって!」
『俺、海を初めて見たけど綺麗だな!』
三人で周りを見渡して見とれていると、咳払いをしたジャックが相手の縄張りに入ったんだから用心しろとか言ってきたが、正直言っておま言う状態である
それに、そこまでギチギチに警戒しないでもいいと思うけど...俺はこの景色をもう少し堪能したい
ジャックに講義の目を向けたものの効果はなく、半ば引きづられるようにして頭に何かを生やした生徒が入っていく建物に潜入した
建物の名は"モストロ・ラウンジ"と言って、中は静かなバーやカフェを連想させた
そんな場所に頭に何かを生やした生徒が大量に集まっているのは最早圧巻と言わざるを得なかった
「すごい人数だね」
「100...いや200人近くは居そうだな」
それだけ沢山の人が一気に集まるなんて...一体何があったんだろう?
俺達が念の為に人混みから離れて物陰に隠れると、コツコツと軽やかに靴を鳴らしながらメガネをかけて、口元にホクロのある胡散臭い笑顔の男が歩いてきた
来ている寮服からここ、オクタヴィネルの生徒だと言うことが分かる
「これはこれは。成績優秀者上位五十名からあぶれた哀れな皆さん。ようこそ"モストロ・ラウンジ"へ」
上から見下すような話し方をするそいつをもう少しよく見ようと少し身を乗り出すと、そいつの後ろに背がとても高いオクタヴィネルの寮服を着た双子が立っていた
なんかマフィアとかを相手にしてる気分...
「皆さん僕の事はよ〜くご存知でしょうが、改めて自己紹介を。僕は、アズール・アーシェングロット。オクタヴィネル寮の寮長であり、カフェ"モストロラウンジ"の支配人であり、そして_____」
_____今日から君たちの
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか!!!ありがとうございます!!私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!!!! (2020年6月22日 16時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです!更新頑張ってください、楽しみにしてます!! (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイルマ | 作成日時:2020年4月26日 4時