止められた野望 ページ17
新たに聞こえてきた声に全員の視線が移る
そこにはディアソムニア寮の三人とケイト先輩が立っていた
その四人から作戦妨害のネタバレをされて動揺していたサバナクローの人達だったが、レオナさんは脱力したように力を抜いた
「やめだ、やめ」
「ちょ、レオナさん？それってどういう...」
「バーカ。マレウスが五体満足で試合に出るなら俺たちに勝ち目があるわけねぇだろが。そんな試合に出たって意味ねぇよ。俺は降りる」
その言葉にラギー先輩が狼狽えた
自分たちの夢は？今までやってきた事は？
そう訴えたラギー先輩にレオナ先輩は馬鹿にしたように笑った
「本当のこと教えてやるよ」
__お前はゴミ溜め育ちのハイエナで、俺は永遠に王になれない嫌われ者の第二王子！__
__何をしようが、それが覆ることは絶対にねぇ！__
それは何故か、レオナ先輩自身の叫びに聞こえてきた
今はそんな事を考えている時じゃないのは分かっているが、思ってしまった
ラギー先輩達が怒る
そりゃそうだ
今までレオナ先輩を信じて動いてきたのに当の本人は試合を降りると言ってる
あんまりだ、殴ってでもと訴えてると、レオナ先輩が唸り出した
「あぁ...面倒くせぇ。黙れよ雑魚ども！」
そう声を荒らげると、周りがまるで水分が消えていくように乾燥していった
「な、何だコレ？鼻が乾く...目が痛てぇ！」
「レオナ先輩が触れたところが砂に変わっていく！？」
ジャックの言葉にレオナ先輩を見ていると、レオナ先輩の側で苦しんでいるラギー先輩が見えた
「これが俺のユニーク魔法"
その能力の強さに呆然としていると、ラギー先輩のうめき声で現実に戻る
ラギー先輩の腕にはヒビが入ってきていてこのままだとやばい事は一目瞭然だった
リドル先輩が魔法を飛ばすも防衛魔法で弾き返されてしまう
くっそ...やっぱりあの人はめちゃくちゃ優秀だな...！
こんな事している間にもラギー先輩の腕のヒビは広がっている
もう殴ってでも止めるしかねぇ！
「おい、チタ？」
どうやら俺が動くのが見えたようで隣のジャックの声が聞こえた
『ちょっと行ってくる』
「お前、何言って...」
『"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
