元殺し屋、転生します3〈名探偵コナン〉

初めまして...？ ページ5

いつも通りポアロのバイトをしていると、学校終わりなのか制服姿の毛利、園子、世良ちゃんの三人が来た


...世良"ちゃん"呼びを気持ち悪いとか言うなよ。前世ではそう呼んでたから癖がついたんだよ


『いらっしゃい』

「あ、斎田くん！」

「斎田くん！！久しぶりぃ！！」


毛利と園子の対応に世良ちゃんが首を傾げる


「二人の知り合いかい？」

「斎田A君って言うの。幼稚園からの同級生で、元々は帝丹高校に通ってたんだよ」

『家の都合でやめたけどね』

「そうだったのか」


世良ちゃんは納得したように頷くと、俺を見て手を差し伸べて来た


「初めまして。僕は世良真純っていうんだ。君が元いた高校の転校生だよ」

『俺は斎田Aだ。よろしく。でも初めましてじゃないけどな』

「ん？そうなのか？すまない、覚えてなくて...」

『多分俺が一方的に知ってるだけだからしょうがない。ほら、コナンくんが攫われた時があったろ？』

「コナンくんが攫われた時...？」


分からないみたいだが、もう少し説明したら思い出すか？


『君がバイクに乗って車を追いかけてたと思うんだけど』

「あ、もしかして！」


声を上げたのは世良ちゃんではなく毛利だった


「ほら、前に世良さんに電話で言わなかったけ？コナンくんが攫われたって」

「あぁ、あの時か！」


そんな経緯があったのか


「それで、いつ君と会ったんだ？」

『コナンくんを人質にして女性が出てきたろ？その時に君がバイクの前輪で女性を殴り飛ばした時を見たんだよ』

「なるほどな〜。あれ見られてたのか」

「ちょ、世良ちゃんそんな事してたの！？」

『あぁ。パワフルな子だなぁって思ったよ』


パワフルの域を超えてるとは思うが...まぁいいか


その時の情景を思い出し小さく笑ってると三人がじっと俺の顔を見ているのに気づいた


『ん？どうした？』

「君って本当に同年代なのか？」

『正真正銘、今年で17歳の同年代だよ』

「なんか年上に見えるな！」


おい横の二人、首を縦に降るな。同意をするな


『...褒め言葉として受け取っておくよ』

「そうしておいてくれ」

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