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「さて、悪いけど、今日のところは帰らせてもらうよ」
「あ"ァ！？俺がそう簡単に帰らせるとでも──」
「いや、帰るよ」
AFOがそう言うと、右手で拳を握り勝己の頬を振り払うように殴った。
ゴッと鈍い音ともに勝己は吹っ飛ばされ壁にぶつかった。
それを見た瞬間、全員が戦闘態勢に入る。が、AFOだけがニヤリと笑う。
「おや？良いのかい？今、僕を傷付けるということは光弥くん自身を傷付けるということになる。それでも君達は僕に向かって来るのかい？」
「っお前…！」
「ﾊﾊｯ良い表情をするじゃないか、緑谷出久。だが、君とやるのは
AFOは青山の方を向いた。
そうすれば、青山はビクリと身体を震わせた。
それを見て、また、AFOがニヤリと笑う。
「青山優雅くん。君なら分かっているよね？僕を出し抜こうなんて馬鹿な真似をしたら、ご両親がどうなるか…」
「ッ！」
「正しい判断をしてくれよ。君ももう、
「違う！青山くんは僕らの友達だ！僕らが絶対これ以上罪を重ねさせない！お前を倒して青山くんもみっちゃんも助ける！！」
「ﾌｯ残念だけどもう手遅れだよ。それに、
「！」
そしてもう用は済んだという風に、「じゃあ、また会おう」とAFOが帰ろうとすれば、
「──待ち…やがれ……」
と、頭と口から血を流した勝己がゆらりと立ち上がり、AFOを睨み付ける。
そんな彼を、執拗いと言わんばかりに口角を下げて見たAFO。
「光弥てめぇ…いい加減にしろよ……てめぇから喧嘩吹っかけといて勝手に逃げてんじゃねぇよ！てめぇはどんだけ逃げりゃあ気が済むんだ！？ンなに俺に負けんのが怖ぇのか！？ンなに独りになんのが怖ぇのか！？」
「……」
「黙ってないで何とか言えやみつ「うるせぇ」…！」
「てめぇに、俺の何が分かんだよ」
その場にいる全員が分かった。
今の言葉はAFOではなく、光弥のものだと。
まだ、光弥は消えていない。まだ彼を救える方法は残っている。
だがそれをAFOが許すはずもなく、その場から霧のように消えていく。
勝己は駆け出し、彼に手を伸ばす。
しかし、数秒遅かった。
「っクソがァアア！！！！」
叫び声だけが響いた。
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真昼 - 下のコメントの名前「明日香」になっていますが、「真昼」の間違いです(⌒-⌒; ) (2023年4月3日 22時) (
レス) @page44 id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 更新されていて気付いたら叫んでいたそうです(〃ω〃) とても嬉しかったです！！無理しない程度に頑張って下さい！ (2023年4月3日 21時) (レス) id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
s a e(プロフ) - ゆっくりでいいので、投稿待ってます！ (2023年2月19日 22時) (レス) @page42 id: 2f57eaf439 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ナツさん» お気になさらずに！省略すると分かんなくなっちゃうときってよくあるので大丈夫ですよ！作品の更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2023年1月20日 22時) (レス) id: fd40c107eb (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - シオンさん» 指摘ありがとうございます！こちらのミスです、すみません！ (2023年1月20日 22時) (レス) @page42 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2022年2月19日 9時
