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「誰だって.....酷いなぁ、勝己。お兄ちゃんのこと忘れちゃったの？」
「ンなわけねぇだろ。光弥を忘れたことなんか1秒たりともねぇよ」
「へぇーそれは嬉しいな。でも今お前の前にいるのは光弥なんだけど？」
「ﾊｯ俺をみくびんなよ。アイツと何年一緒に過ごしたと思ってやがる？てめぇは光弥なんかじゃねぇ。その面外して顔晒せや」
そう言われた光弥は、参ったなぁ、と言わんばかりに頭を掻いた。
この状況で誤魔化しても無駄だと分かる。
だから光弥は観念し、「全く。しょうがないなぁ」と着けているお面を掴む。
「あっさり正体を見破られるとは...流石双子と言うべきかな？」
「「「！？」」」
光弥がお面を外せば、そこに光弥の顔など無かった。
目と鼻は無く、あるのはにんまりと不敵に笑っている口だけだった。
その顔はAFOそのものだった。
全員の身体から血の気が引いた。
勝己は怒鳴りそうになったのを必死で歯を食いしばり耐えると、冷静な声で言った。
「ンでてめぇが光弥の身体に...」
「ﾊﾊｯ決まってるだろ？彼が僕に身体を捧げたからだよ」
「ふざけ──」
「信じるも信じないも君達次第さ。でも彼が自分から僕に身体を譲ったのは紛れもない事実なんだ。君達には信じられないし信じたくもない事実だろうけどね。だって、彼が縋ったのは弟でも友達でも、ましてやヒーローでもない
「ざまぁないね、ヒーロー」と、AFOが嘲笑った。
その瞬間、勝己が駆け出しAFOに向かって拳を振るう。
だが、その拳はいとも簡単に受け止められた。
「か、かっちゃん！」
「てめぇら動くな！これは俺と光弥の喧嘩だ！」
「喧嘩か...それにしては何だい今のパンチは？殺る気あるのかい？あーそれとも、光弥くんの身体だから傷付けられないかい？」
「っるせぇ！」
「ﾊﾊｯそうカリカリするなよ、勝己くん。君はもう分かっているんだろ？」
「あ？」
「光弥くんが...彼がもう誰にも救われる気が無いことを」
「っ！」
『勝己、俺を救わなくていいよ』
勝己の頭にあの時の光弥の言葉が過ぎった。
"うるせぇうるせぇ！"
「俺は！てめぇの指図なんか受けねぇ！てめぇが救われる気が無かろうが、俺は勝手にお前を救ってやる！！」
勝己の言葉に、AFOの口角がピクリと動いた。
「あー本当に...君ら双子は面倒だねぇ」
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真昼 - 下のコメントの名前「明日香」になっていますが、「真昼」の間違いです(⌒-⌒; ) (2023年4月3日 22時) (
レス) @page44 id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 更新されていて気付いたら叫んでいたそうです(〃ω〃) とても嬉しかったです！！無理しない程度に頑張って下さい！ (2023年4月3日 21時) (レス) id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
s a e(プロフ) - ゆっくりでいいので、投稿待ってます！ (2023年2月19日 22時) (レス) @page42 id: 2f57eaf439 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ナツさん» お気になさらずに！省略すると分かんなくなっちゃうときってよくあるので大丈夫ですよ！作品の更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2023年1月20日 22時) (レス) id: fd40c107eb (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - シオンさん» 指摘ありがとうございます！こちらのミスです、すみません！ (2023年1月20日 22時) (レス) @page42 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2022年2月19日 9時
