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＊
弔と緑谷の激しい攻防戦が空中で繰り広げられている。
ジュジェはそれをぼんやりと眺めている。
彼から少し離れた所では勝己を中心にプロヒーロー達が緑谷を助ける為の作戦を練っていた。
「…無駄なことしてんな」
ジュジェが呆れたようにそう呟いた時、彼の横を勝己、轟、エンデヴァーが通り過ぎて行った。
だるっ。とジュジェは彼らを見上げて言った。
「ヒーローってのは死に急ぐのが当たり前なのか？」
エンデヴァーが弔を羽交い締めにし、最後の力と言わんばかりに"プロミネンス"を放った。
弔は丸焦げになるが死なず、エンデヴァーを黒い触手で刺し引き剥がした。
そしてその触手は今度は緑谷をターゲットに、一直線で向かっていく。
緑谷は疲労か個性の反動か、その場から動けずに自分に向かって来る触手を目で捉えるだけである。
触手が緑谷に突き刺さる瞬間、勝己が彼を突き飛ばし代わりに触手の餌食となった。
「1人で…勝とうと…っしてんじゃ、ねぇっ」
「かっ」
触手が勝己の身体から抜かれ、地面へと落下していく。
緑谷が助けようとするが動けない。
このまま地面に落下すると思われた、その時＿＿
＿＿パシッ
「だから言っただろ？命を無駄にするだけだって」
ジュジェが勝己を横抱きにする形で受け止めたのだ。
「おい紅白頭」と、ジュジェが轟に向かって勝己を投げた。
轟は驚きつつもしっかりと受け取った。
「ソイツ、絶対ぇ殺すなよ？」
ジュジェはそう言いながら勝己を指さした後、弔に向かって飛んで行く。
その後ろ姿を一体どういうつもりだ？と、奇怪な表情で見つめる轟であった。
「今日の戦いで……無駄な血が多く流れたが……今のが最も無駄だった」
弔？にそう言われた緑谷の怒りがとうとう爆発し、彼の黒い触手を引きちぎり食いちぎった。
そして鬼の形相で彼を睨む。
「取りk──」
「取り消せ」
「「！」」
突如、弔？と緑谷の間に割って入って来たジュジェに2人は目を見開いた。
彼から放たれている凄まじい殺気に2人の肌がピリッと痺れる。
「アイツを馬鹿にしていいのは＿＿俺だけだ」
＿＿ドゴッ!!!!!
ジュジェの重い一撃が弔の顔の割れ目の奥に現れた新たな顔に叩き込まれた。
その瞬間、ジュジェ、緑谷、弔は何かに飲み込まれた。
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真昼 - 下のコメントの名前「明日香」になっていますが、「真昼」の間違いです(⌒-⌒; ) (2023年4月3日 22時) (
レス) @page44 id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 更新されていて気付いたら叫んでいたそうです(〃ω〃) とても嬉しかったです！！無理しない程度に頑張って下さい！ (2023年4月3日 21時) (レス) id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
s a e(プロフ) - ゆっくりでいいので、投稿待ってます！ (2023年2月19日 22時) (レス) @page42 id: 2f57eaf439 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ナツさん» お気になさらずに！省略すると分かんなくなっちゃうときってよくあるので大丈夫ですよ！作品の更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2023年1月20日 22時) (レス) id: fd40c107eb (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - シオンさん» 指摘ありがとうございます！こちらのミスです、すみません！ (2023年1月20日 22時) (レス) @page42 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2022年2月19日 9時
