・ ページ5
＊
＿＿ッス
勝己が黒霧から手を離した。
解放された黒霧は素早く弔の隣に移動した。
「おら、解放したぞ」
「ﾌｯよく出来ました」
すると光弥は峰田を勝己達の方に向かって投げた。
「クソ髪！てめぇが受け取れ！！」と勝己は切島に言うと、向かって来る峰田の横を通り過ぎ光弥に向かって行く。
「んなっ？！」と切島は驚きながらも無事、峰田を受け取った。
「光弥ァアアアアアアア！！！！！」
「ﾌｯ」
＿＿BOM!!
勝己は光弥に爆破を食らわせた。
煙が舞い上がる。
その場にいる全員が勝己と光弥の方をジッと見る。
そして煙が晴れた。が、そこに光弥の姿は無かった。
「ﾊﾊｯ全く。いきなり突っ込んで来るとか、無鉄砲にも程があるぞ勝己ィ」
後ろから声がし、勝己達は振り返った。
そこにはニシッと愉しそうに笑っている光弥が弔達の隣に立っていた。
無傷な光弥を見て、勝己は表情を歪める。
「光弥、怪我は無いか？」
「はい、大丈夫ですよ。勝己のやることなんて全部お見通しなんで」
そう言って余裕だという笑みを浮かべた光弥に、
「ﾁｯ…クソ野郎」と勝己は奥歯を噛み締めた。
「さてと、こっからどーします弔さん？」
「俺とお前で子供をあしらう。脳無、お前はオールマイトをやれ」
弔がそう言うと、脳無はオールマイトに向かって行く。
オールマイトも駆け出し、脳無と拳を合わせた。
その瞬間、激しい突風が吹き荒れた。
「おいおい。ショック吸収ってさっき自分で言ってたじゃんか」
「そうだなぁ！だが、君の個性がショック無効ではなく吸収ならば限度があるんじゃないか！？」
オールマイトと脳無が何度も何度も殴り合い、周りの地面が壊れていく。
そんな彼らの戦いを光弥達はただ眺めている。
そして、次の瞬間＿＿決着は決まった。
「ヴィランよ、こんな言葉を知ってるか！？更に向こうへ！PlusUltra!!!」
オールマイトが全力で脳無を殴り飛ばした。
脳無は耐えられずに建物を突き破り、どこかへ飛んで行ってしまった。
光弥は脳無が飛ばされた方向を見た後、オールマイトに視線を移した。
"これがNo.1ヒーローの力か……＿＿＿"
＿＿＿期待外れだな
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いまじなりーふれんど(プロフ) - 結構前の作品に、しかも全然関係ないしなんならこの作品作られた頃には一話も投稿されて無かったかもしれませんけど…！rat on the benchに出てくるブラッドリーさんってキャラにちょっと！本当にちょっとだけ似てる気がする！ブラッドリーさんまあ嘘だけどねて言うから (3月12日 1時) (
レス) @page20 id: b9c047ab39 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 何者か？彼は…彼でs(ry (2021年11月18日 17時) (レス) @page17 id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - あわわ間に合えぇ…間に合えぇ… (2021年10月26日 22時) (レス) @page14 id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 俺も一緒に焼き鳥屋行かせてくれ…焼き鳥食べてぇ…奢るからさ( (2021年10月23日 23時) (レス) @page10 id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！ (2021年10月23日 11時) (レス) id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナツ | 作成日時：2021年10月9日 17時
