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＿＿ドカンッ
＿＿バンッ
＿＿ドォンッ
会場のあちこちで爆発が起こり、ヴィランが次々と吹っ飛ばされていく。
ヴィランを相手にしなくてもよくなった受験者達は、今のうちに負傷者を安全な所まで運ぶ。
光弥の声が聞こえていない観客席にいる審判員や教師陣は一体何が起こっているのか分からなかった。
「ちょっ…えっ？何がどうなってんのイレイザー？！」
「うるさい。耳元で叫ぶな。俺にも何が起きてるか分からん」
「あんな乱雑に爆発させてたら生徒とか救助者が巻き込まれるよ！」
「…いや、その心配は無い」
「え？」
"この爆発…一見乱雑に爆破されてるように見えるが、きちんとヴィランがいる所だけが爆破されている。これをもしあいつがしているのなら一体どうやってるんだ？それに他の受験者達はまるでヴィランなど気にしていないように動いている…何故だ？"
相澤は眉間に皺を寄せ考え込む。
そんな隣で「顔が怖いよイレイザー。笑顔笑顔！」とMs.ジョークが相澤の肩をバシバシと叩いた。
一方、アナウンス席にいる目良も一体何が起きているのかと目を見開いている。
取り敢えず状況を把握する為にパソコンを弄り、誰がこの爆発を起こしているのか調べる。
「！…この子か、爆発を起こしているのは。確か、一次試験を前代未聞のタイムでクリアした子だな。ここまでの時間で誰一人救助はしていないが、今何十人ものヴィランを相手にしている……凄いなぁ」
目良をパソコンを見ながらうんうんと頷いた。
そんな中、緑谷とA組数人がギャングオルカと鉢合わせしていた。
轟が氷でギャングオルカに攻撃し、そのうちに緑谷達が救助者の避難をしている所に、「邪魔だよ」と上から光弥が現れた。
「っ光弥…！？」
「みっちゃん！？」
「こいつの相手は俺がする。お前らはそこにいる奴らを避難させろ」
「おい待て！一人で戦う気か！？俺もたたか＿＿ッ！」
突然、キーンッと耳鳴りがした轟は耳を押さえた。
"ッ…何だこの耳鳴りは…頭が割れそうだｯ"
「顔色が悪いよ轟。そんなお前が戦うのは無理だ」
「ま…てｯ……俺も(キーンッ)…ッ！」
「言ったろ？お前らは救助に専念しろって」
光弥はニッコリと笑みを浮かべた。
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ARy - 好き (5月3日 15時) (
レス) @page37 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page38 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
あーりん - 私もこの作品にはまって一気読みしちゃいました！文を書くのがとても上手で読んでいてわくわくします！！更新頑張ってくださいd=(^o^)=b (2021年12月23日 18時) (レス) @page37 id: 86690bee99 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2021年12月14日 20時) (レス) @page31 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
紫霊 - 一気に読みました!!!とても素敵なお話ですね。これからも頑張ってください(*^^*)光弥くんがヴィラン側に堕ちるのかヒーロー側に留まる(?)のかこれからの展開が楽しみです！！！ (2021年12月11日 18時) (レス) @page30 id: 84d5eb71dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2021年9月9日 18時
