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緑谷はインターンのことで、オールマイトに用事があり職員室に来ていた。
「俺は先生達が何でそこまでインターンに反対なのか理解出来ない」
そんな聞き覚えのある声が聞こえそちらの方向を見ると、光弥と相澤が何かを話していた。
緑谷はその話の内容が気になり聞き耳を立てる。
「もし生徒に何かあったら責任問題になるから？でもそれはプロのせいじゃない。弱かった生徒が悪い。もしそれで死んだらプロじゃなくて弱い自分を恨めよ。いや、そもそも死ぬ覚悟の無ぇ奴がヒーロー目指してんじゃねぇよ」
なかなかに冷徹な事を言い、しかもタメ口で話している光弥に緑谷は驚愕する。
"みっちゃんどうしたんだろ？"
緑谷の視線は完全に光弥達の方へ向いた。
「ヒーローってのは自分の命を顧みず人を助けるもんだろ？なのに死にたくないからと逃げたりしたら、それこそ責任問題だ。だというのに、あなた達
いつの間にか、職員室にいる教師全員が光弥の方を見ていた。
そんな彼らの視線に気付いている光弥だが、気にせずに話を続ける。
「教え子である生徒達が死ぬのがそんなに辛いか？いずれヒーローとして社会に出て、悪と戦って命を落とすかもしれない。それが
光弥のそんな言葉に全員が息を飲む。
誰もが光弥の言うことを正しいと思った。思ってしまった。
そして光弥は何か言いたそうな相澤が口を開くより先に続ける。
「こんなに大口叩いて、お前はどうなんだ？と聞かれる前に言っときます。俺はちゃんと死ぬ覚悟を持ってます。なんなら、今ここで死んでみせましょうか？」
「っ、おいッ…！」
「ﾊﾊｯなーんて、冗談ですよ。それとインターン先はここにします。なので後はよろしくお願いします」
そう言って光弥は職員室から出て行った。
彼が出て行った後の職員室は空気が重く、改めてヒーローとは何なのかという事を思い知らされた気分になったそうだ。
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ARy - 好き (2023年5月3日 15時) (
レス) @page37 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page38 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
あーりん - 私もこの作品にはまって一気読みしちゃいました！文を書くのがとても上手で読んでいてわくわくします！！更新頑張ってくださいd=(^o^)=b (2021年12月23日 18時) (レス) @page37 id: 86690bee99 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2021年12月14日 20時) (レス) @page31 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
紫霊 - 一気に読みました!!!とても素敵なお話ですね。これからも頑張ってください(*^^*)光弥くんがヴィラン側に堕ちるのかヒーロー側に留まる(?)のかこれからの展開が楽しみです！！！ (2021年12月11日 18時) (レス) @page30 id: 84d5eb71dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2021年9月9日 18時
