太陽花に囲まれて(sha×rb) ページ19
bad？Happy？不明
ーーー
『なー、まだ着かへんの？』
蒸し蒸しとした暑苦しい真夏日
恋人のシャオロンが何やら行きたい場所ある様で暑い中二人で歩いていた
「まだまだー」
前を見ればゆらゆらと揺れるように見えるアスファルト。
ここは田舎町。
いつもならばアスファルトは冷たくて心地良いのだがなんせ今日はあまり人が居ないから。
『何時着くん……』
グダグダとそんな戯言を垂れ流しながら前を歩くシャオロンへ近寄る
ギュッと抱き着いて嫌がらせをした。
「わっ」
『んふふ』
「暑いからやめて？w」
麦わら帽子を被った彼。
不思議な事に汗はかいていない
あっ、着いた！！
その声で前を見ようとした…ら
パッと妙に冷たいその手で目を覆われる。
『んぇ！？な、何！？』
「まだ見たらあかんーw」
『えー？w』
「…もうええよ！」
『なにがある……え？』
驚いた。
目の前には言葉で表せきれない程に綺麗な向日葵が何十本何百本と生えているのだから
『綺麗……』
「せやろ？」
ここを見ていると昔を思い出す
どこか懐かしくて哀しい雰囲気。
『ここ、昔来たっけ……』
「覚えてへんの？」
俺が死んだ所やで？
徐々に思い出す嫌な記憶
ー過去ー
「俺ね…人を殺してもうたんや…」
『え？』
ある日、恋人のシャオロンにそう告げられた。
簡単に言うとしたら
シャオロンへの嫌がらせがエスカレートした結果。
『……せやか』
「…警察に言うたりせぇへんの？」
震えた声でそう聞く彼に抱き着く。
「な、ぁ…」
『言うわけないやろ……』
『お前は……悪く無い、悪くないんやで…』
「そ、っか…そうな、んや…」
頭に一粒の水が零れ落ちた。
抱き締める力を強める。
「ね、ぇ…ろぼろ……」
『何？』
「おれ…つかまっちゃうんかな…」
『っ……』
「いや、や…つかまりたくっ、ない…」
『……逃げよう』
「っえ…？」
『逃げよう、この世界から。』
『逃げて逃げて逃げて』
『そんで、一緒に死のう』
「……分かった…」
それから俺らは逃げた。
警察から。この世界から。
そして見つけた向日葵の花畑
それが綺麗で見とれてしまって
『ねぇ、シャオロン』
「なに？」
『ここで死のっか』
「……せやな」
警「待ちなさい！君達！！」
『っ、もう来やった…』
『シャオロン早く！』
「おん！」
シャオロンは首にナイフを当てて
続き※流血→←○○だからって ( sha×rb )( モカ )
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
suzuha - 「太陽花に囲まれて」がなんだかとても言葉にできない良さがありすぎてとびました… (2022年6月27日 16時) (
レス) @page20 id: 6598fda38c (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - 僕かけないので、切ない感じとかハッピーエンドとか色々な種類のエンドがかけてすごいと思いました。面白かったです！！tn×rbr？のやつ人生リセットボタンみたいな感じでしょうか？応援してます！！ (2021年8月16日 23時) (レス) id: 60a73795c6 (このIDを非表示/違反報告)
モカ @2代目(プロフ) - 了解です ~ ！ ( 書き終わった後 )( 遅い ) 眠猫くんじゃなくてすみません … リクエスト有難う御座いました！ (2021年6月5日 13時) (レス) id: 34b05c0ffb (このIDを非表示/違反報告)
小5 - お願いですぅぅぅぅぅぅぅぅ脅威受け作ってくださいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ (2021年5月18日 15時) (レス) id: 90b896cc73 (このIDを非表示/違反報告)
モカ @2代目(プロフ) - 注意しかしないごみさん» 鬼ではなくて人狼、ですね………。表記の仕方を間違えてしまい、申し訳ございません。直ちに修正させて頂きます。教えてくださり有難うございます、以後こう言った間違えのないよう気をつけます、 (2021年4月10日 20時) (レス) id: 34b05c0ffb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：眠猫 ・ モカ | 作者ホームページ：張り方分かんないわ。
作成日時：2021年3月5日 17時
