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ー日下部side
武田信玄に上杉謙信、伊達政宗に黒田官兵衛だなんて…!
凄いグループショットに遭遇し、柄にもなくだらしない程口角が上がってしまうのが自分でもわかる。
「さ、行きましょうか」
「いや、私はこれで失礼。先客がいるんでな」
「おっと、それは失礼」
そう言ってジャージ姿の方々に囲まれながら校舎に向かっていく上杉達と、反対側に向かって歩いていく伊達。
先客……やはりあの方では……!
ついに推しカプの絡みが見れるだなんて…!
「探した。久しいな、A」
そう言いながら小鳥遊さんの腰を抱く伊達くんと、慣れた様子の小鳥遊さん。
『久しいって…3日前会ったばっかだろうが』
「私は、一時たりともAと離れたくないのだ」
『何だそれ…』
顔を近づけて甘過ぎる言葉を言いのけた伊達くんに、呆れた様な口調で言葉を返す小鳥遊さん。
秀吉くんに関しては、あの距離感に恥ずかしがらない小鳥遊さんに驚いたのか固まっている。
…それにしても、だてたかの絡みを見る度にどんどん口角が上がってしまう…
「やはり...!お二人は恋人だったのですね!」
「ま、あの距離感的にそうやんなぁ…」
少し残念そうな声色で呟く秀吉くんの言葉に全力で頷く。
…なんてったって、側室ですし…!
『こっ……!?いや違います!ただの幼なじみのようなものです!…な?政宗?』
「………ああ」
『今の間は何だよ…』
顔を赤らめ、全力で首を横に振る小鳥遊さんに残念そうな様子の伊達くん。
…あれ…まだでございましたか……
いやしかし、元来小鳥遊Aは伊達政宗の猛烈なアプローチの末側室になりましたし……お付き合いする可能性は充分にございます…!
「それより……やはり、とは?」
そう伊達くんに指摘され、つい興奮してしまった自分の失言に気がつく。
私といたしましたことが…どうやって誤魔化せば…!
《全生徒の皆さん、これより入学式を行います。ホールに集まりなさい》
必死に弁解の理由を考えていると聞こえてくる放送越しの女性の声。
「入学式…か。では、私達はこれで失礼」
『あっちょ…!く、日下部さん豊臣さん、また後で…!』
助かった…なんて事を考えていたら、小鳥遊さんの腰を抱いたまま校舎に向かう伊達くんに、必死に後ろを向き私と秀吉くんの名前を呼ぶ小鳥遊さん。
…やはり、お2人の絡みはたまりません…!
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みやびちゃんside難しい…解釈違いなどありましたらすみません…
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野(プロフ) - ふゆうさん» ふゆうさんコメントありがとうございます!夢主ちゃん、気に入って頂けて嬉しいです!更新遅れてしまうかうかもですが頑張ります!改めてありがとうございます! (2022年8月29日 12時) (レス) id: 6409adcc55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆう - 夢主ちゃんが凄く私の好みです!これからも頑張ってください!更新楽しみに待っております! (2022年8月29日 8時) (レス) @page2 id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - さくらさん» さくらさん!コメントありがとうございます!更新遅れてしまうかもですがさくらさんのコメントを励みに頑張ります!改めてありがとうございます! (2022年8月28日 18時) (レス) id: 6409adcc55 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてますっ (2022年8月28日 18時) (レス) id: 4df3f6feac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野 | 作成日時:2022年8月28日 17時