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「おいテメェ、こっち見ろよ。…ビビってんのか?」

「ゴミをまじまじと見つめる人間が何処に居る」

「ゴミだぁ?」


どんどんとヒートアップしていく徳川と井伊の言い争い。

井伊が遂にズボンをバッ、と広げた時、流石に周りも見兼ねたのか、明智が止めに入った。


「止めましょうよ……!朝ですし……」

「まぁまぁまぁまぁ!二人共落ち着いて。どうしても言うなら、旗印戦で、」

「旗印戦ねぇ。いかにもゴミ共が喜びそうな催しだ。

しかも、あの使い古されたボロボロの箒みたいな頭の奴がトップとは、たかが知れている」

「……お止め下さい、」

『ちょ……日下部さん…!…おわっ、』


立ち上がり、睨み合っている二人の隣に立ち宥める豊臣。

が、徳川はそんな豊臣の言葉でさえ遮り、武田の方に顔を向けながら饒舌に話す。

そんな徳川の言葉に、もう我慢ならない、とでも言うように、みやびでさえ豊臣の隣に立ち、止めに入る。

Aは、急に口を挟んだみやびを止める為席から立ったが、無言で伊達に腕を引かれ、膝に座らされていた。


突然現れた徳川に、緊迫した空気漂う教室。
そんな教室内に、場違い過ぎる呑気な声が響いた。


「おぉー焼けた焼けたぁ!」

「ホタテ今焼くぅ!?」

「貴様、いい匂いを奏でるなぁ」


呑気な声の主は織田で、楽しそうに帆立を焼いていた。

自由すぎる織田に、関西人の血が騒いだのか。すかさず大声でツッコんだ豊臣。

徳川はというと、織田の方に顔を向けた後、また武田の方に顔を向け、饒舌にペラペラと話し始めた。


「また助けられたな。
...見てたぞ、お前が救われた所を。信長にもらった、偽物の勝利か?」


ハッ、と満足気に笑った徳川。

そんな徳川の言い放った「偽物の勝利」という言葉に、Aは首を傾げる。

あの旗印戦に立ち会っていた武田、みやび、織田、そして、木陰から見ていた豊臣しか知らない事実。

保健室に居た伊達やAは勿論、教室のスクリーンで見ていたクラスメイトも、徳川の言葉の意味は、誰一人分かっていなかった。


……織田さんにもらった偽物の勝利?
武田さんの旗印戦に、織田さんが協力でもしたのか?

…いやでも、武田さんプライド高そうだし……それは無いか…?そういや、武田さん、トイレに篭城した後どうしたんだ?

そう考え込むAに、伊達が顔を覗き込んだ頃。織田に少し顔を向けた武田が、教室から出ていってしまう。


「武田くん……」


みやびが、心配そうに彼の名を呟いた。

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(プロフ) - ふゆうさん» ふゆうさんコメントありがとうございます!夢主ちゃん、気に入って頂けて嬉しいです!更新遅れてしまうかうかもですが頑張ります!改めてありがとうございます! (2022年8月29日 12時) (レス) id: 6409adcc55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆう - 夢主ちゃんが凄く私の好みです!これからも頑張ってください!更新楽しみに待っております! (2022年8月29日 8時) (レス) @page2 id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - さくらさん» さくらさん!コメントありがとうございます!更新遅れてしまうかもですがさくらさんのコメントを励みに頑張ります!改めてありがとうございます! (2022年8月28日 18時) (レス) id: 6409adcc55 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてますっ (2022年8月28日 18時) (レス) id: 4df3f6feac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月28日 17時

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