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私たちは会場へ入り座席に座って、もらったライブのパンフレットをみていた
理穂「あ、これだ！名前書いてある」
和月「岸くんと顕嵐くんやったっけ？」
A「うん！」
香代「2人とも全被りなんだね〜」
望「ほんまやなwえっと、、No.2,5,6,10か」
A「結構でるんだね〜♪」
どれも曲名が書いてあり、私は10番目のナンバーの曲に目がとまった
A「......この曲って.........」
和月「ん？なんか知ってる曲あるん？」
A「No.10の曲、、知ってる」
香代「へぇー！好きな曲なの？」
A「いや、、私が好きな曲じゃなくて、、」
私の声を遮るように会場のブザーがなった
ブーーーーーー
望「おっ！始まる始まる！」
理穂「なんかドキドキするね〜」
次々とステージで繰り広げられるダンスパフォーマンスはとてもかっこよくて、岸くんも顕嵐くんも輝いていた
あっという間にナンバーが終わっていき、最後のナンバーになった
和月「このナンバーの曲やろ？知ってるって言ったやつ」
A「うん」
そう。この曲は私の好きな曲じゃなくて、、
お兄ちゃんが好きな曲だった。あの日も事故に遭う直前までずっとかかってた。
どうしよう。思い出しちゃう....
私は気持ちを紛らわせるために必死で岸くんたちのパフォーマンスに集中した
香代「やばー！！めっちゃかっこよかったー！！ねっ！」
A「あ、うん！そうだね！」
あとはカーテンコールだけ
A「あっという間だったね〜」
和月くんに話しかけたつもりだったけど
A「あれっ？？いない...」
さっきまでいたはずの和月くんがいなくなっていた
A「トイレかな？」
それから無事にライブは終わり、岸くんと顕嵐くんをロビーで待つことにした
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作者名：Neo | 作成日時：2015年11月18日 10時
