31 ページ31
望side
もうすぐ試合本番。いつもより緊張していた俺は気分転換に試合が始まる前にAたちのいる客席へ会いに行こうとしていた
望「この辺かなー？どこやろ？後ろからだと分からんな」
しばらく探しているとAと江戸田らしき人の後ろ姿があった
望「おった！」
俺が後ろからおどかしてやろうと近づいていったとき、
A「和月くんとはそういう関係じゃないもん」
香代「でも好きなんじゃないの？」
A「す、す、好きなんかじゃないよ！」
香代「動揺しすぎww」
A「もしそういう気持ちがどこかにあったとしても.....のんちゃんのこと....傷つけたくないし...」
香代「じゃあ望の気持ちのために自分の気持ちに嘘つくってこと？」
A「だってのんちゃんも大切な人だから.....でも、正直自分の気持ちがわからないよ..どうしたらいいのかな....」
は？どういうことやねん....なんで俺がAのこと好きだって知ってるん....？今までずっと気づいてたけど知らんふりしてたんか....？
望「あいつ、きっと和月のことが好きなんや....でも俺のせいで....」
そうや。俺のせいで、、あいつを苦しめてたんや。
俺は2人に声はかけず戻った
和月「お！望、どこいっとったん？探したやんか〜」
望「トイレ行っとった！あ、そのネックレスちゃんとゼッケンの中いれなあかんで？」
和月「あ、これな」
望「さっきからずっとそれ触っとるよなw」
和月「まぁなw」
望「なんかパワーでもあるん？w」
和月「あるでー！めっちゃ伝わってくる！」
望「へーwそうなんや」
和月「実はな、これAちゃんとお揃いやねん♪」
望「は？」
和月「昨日一緒にご飯食べに行ってん。そのときAちゃんが欲しいっていったネックレスがたまたま俺のと同じやつで、買ってあげたんやけど、今日つけてきてって約束してて」
望「ご飯？2人で？は？聞いてへん、そんなこと」
和月「だから今話してるやんwwっで、Aちゃんからパワーもらうために今日はお揃いでつけてる！」
望「....へー」
幼馴染の俺でもお揃いの物なんかつけたりしたことないのに、なんでや。やっぱりあいつ、こいつのこと好きなんか
和月「あ、そろそろ始まるで！頑張ろうな！」
望「お、おう」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Neo | 作成日時：2015年11月18日 10時
