destiny... (ページ4)

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キーンコーンカーンコーン

HRも終わって3,4限もあっという間に終わった。そしてついに緊急集会の時間が。

ぞろぞろと体育館へ

『クラスごとにだいたいまとまって座れ～』

体育館には高校生だけ集められていた

"やばいねー！！超楽しみ！！"
"うちらのクラスとかやばい！イケメンらしいし！！"

隣に固まっていた高3の女子がキャーキャー騒いでいた

岸「いやー、女子ってすぐイケメンにくいつくんだな！」

香代「でもさ転入生ほんとにイケメンなのかね？噂でしょ？」

望「香代、転入生のこと一番気になってへん？ww」

香代「別になってないですー。よっぽど里穂の方がやばそうだけど」

望「あ、ほんまやww」

A「一番前陣取ってるwwこっち来いだってw」

里穂に呼ばれて私達はクラスのかたまりの一番前に座った

『えー、それでは緊急集会を始めます。みなさんももう担任から話があったと思いますが、今日から高校3年生のクラスに新しい生徒が加わります。まず、自己紹介をしてもらいましょう、、では、お願いします』

静まり返った空気の中、舞台の袖からその転入生がついに現れた

里穂「きたきた！下向いてて顔見えない！(小声)」

香代「身長でかっ！(小声)」

『それでは、お願いします』

「えーー、みなさんこんにちは。今日からこの学校に転校してきた北川和月です。なんでこの時期に転校してきたんやって思う人もいるかもしれないですけど、まぁ色々あってそうなりました。東京に来てからまだ日が経ってないので色々教えてくれたら嬉しいです。えーー、あと、、、」

ちょうどマイクの影になって顔が見えない

望「なんやねん、顔見えへんって(小声)」

彼の顔が見えたからか、体育館にいる女子達がザワザワし出した

里穂「うわっ！やばいやばい！めっちゃかっこいい！(小声)」

たまたま里穂の位置からは見えるらしい

A「そんなにかっこいいの？ww(小声)」

一通り自己紹介をすると転入生は舞台の一番前まででてきてお辞儀をした。やっと彼の顔が見えた時、私は凍りついた

A「え.....？？」