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視線の先には、北川和月くんが、、いや、先輩がいた
香代「ほんとだー！なんか女子たかってるww」
望「そうや！言おうと思ってたことあったんや！和月なんやけど、あいつバスケ部入りたいらしくて、今日仮入部するんやって〜」
香代「え、ちょっと待ってwつっこむとこありすぎるんだけどさ、まずなんで呼び捨て？w」
望「なんかめっちゃ仲良くなって〜、あいつがタメ口の方が喋りやすいとか言いだして〜」
顕嵐「フレンドリーすぎww」
香代「で、バスケ部って望と一緒だよね？」
望「そうやで♪」
里穂「高3で部活入るってありなの？ww」
望「それ俺も思って聞いたんやけど、あいつめっちゃ成績いいらしくて、この学校の大学にそのままエスカレーターで行くこともう決まってるんやって〜」
A「特待生ってこと？転入してきたばっかなのに？」
望「まぁー詳しいことは知らんけど、そうなんちゃう？」
岸「すげー和月先輩。。全部が完璧なんだなー！かっけー！」
望「っで、中学でバスケやってたらしいからもし仮入して腕が良ければ再来週のバスケの試合出ることになると思う♪」
香代「再来週試合なんて初耳なんですけど」
望「あ、そうやった？wごめんw再来週の土曜、授業終わってから試合あるから見に来てな！」
岸「行く行く！！」
顕嵐「楽しみだな〜♪」
香代「望のバスケ試合久々な気がする！」
望「言われてみればたしかに」
里穂「今が6月でしょ、去年の12月始め以来だからね〜体なまってんじゃないのー」
望「全然なまってへんねんて、それが！むしろコンディション最高〜♪」
香代「じゃあ期待大だね！」
望「Aも来るやろ？」
A「えっ、、あ、うん！」
望「俺頑張るから、ちゃんと見ててな？」
A「分かったよ、頑張ってね！のんちゃん！」
望「おうっ！！」
このときなぜ私がすぐにうんと言えなかったのか。それは和月先輩のことを考えてたから。お兄ちゃんもバスケが好きでよくやってた。だからどうしても重ねちゃうんだ、和月先輩とお兄ちゃんを。
先輩を見るたびにお兄ちゃんが頭をよぎる。ほんとはすごくつらい。大好きなお兄ちゃんに会いたいのに会えない苦しさ。みんなの前では平気な顔してるけど、すっごくつらいんだ。
だから和月先輩が出るかもしれない試合、正直行きたくないな...って気持ちもあった。でものんちゃんの頑張りをちゃんと見なきゃって気持ちもあったから、行くって決めた
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作者名：Neo | 作成日時：2015年11月18日 10時
