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「山田っ!」
振り向くといのちゃんがいて。
「あれ?どうしたの?」
先行っててって言ったのに。
「山田こそ。次の教室そっちじゃないよ?」
「あー、俺はちょっと、」
「さぼっちゃダメ。ほら、行こう?」
そう言いながら差し出された手を、あえてスルーした。
恋人っていうよりは保護者、そう、まるで母親か姉ちゃんみたいで。
甘えたいけど、そうゆうのは求めてないし。あくまで俺は"恋人"として、甘えたいの。
「うん、行こうか。」
返事をして歩き出す。
廊下には俺達を含めても4.5人しかいなくて。あー、本当は抱きしめたいし、隣にいるのも辛い程甘えたいのに。
それを我慢するために、歩調もいつもより早くなってしまう。
調理実習室の前まで来て扉を開けようとした時、後ろから腕をぐいっと引っ張られて空き教室に連れ込まれた。
もちろん、いのちゃんに。
「‥いのちゃん?どうしたの?」
「涼介の、ばか。おれのこと無視しないで。」
言いながらぎゅうっと抱きしめられて。
「意地悪しないでよ、ほら、ここならいっぱい甘えていいからっ、」
なにこれ夢?可愛いすぎるんですけど。
「‥さっきはごめん、みんなの前で恥ずかしくって冷たくしちゃった。」
それで俺が怒ってるって思ったの?
「俺こそごめん、無視してるつもり無かった。慧が恥ずかしがり屋なの知ってたのに、朝からいちゃいちゃしたくてしょうがなくて。
我慢するために、手繋げなかったの。」
謝罪の気持ちを込めて、下からすくい上げるようなキスをする。
すぐに唇は離れたけど、オデコはくっつけたまま囁きあう。
「…これで放課後まで、我慢できる?」
「んー、無理かも。」
「じゃあ、昼休みまでは?」
「んー、厳しいかな」
「もう、しょうがないな。‥今日だけだよ?」
この空き教室の内側から鍵をかけて、またおれに向き合いキスをしてから笑顔で尋ねてくれた。
「甘えたな涼介はなにして欲しいの?」
「膝枕!」
即答した俺に可笑しそうに笑いながら、この一時間たっぷり甘えさせてもらって。
もちろんまだ満足はしてないよ?続きは家でね?
Fin.
ぴょんすけ様リクエストの、いちゃいちゃしたい山田君と、それを拒否する伊野尾君です。
なんかうまく表現出来ず、結局最後はいちゃいちゃするだけの話になってしまいました‥。
こんなんですみません、ぴょんすけ様リクエストありがとうございましたっ!!
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お魚林檎(プロフ) - ねるさん» ねる様、返信遅くなりすみません、コメントありがとうございます:-) 大好きすぎとか‥‥私には勿体ないお言葉!嬉しすぎます!これからも、いいアイディアが浮かんだら書こうと思っていますので、亀更新だとは思いますがよろしくお願いいたします(*´-`) (2017年10月17日 17時) (レス) id: 2737369592 (このIDを非表示/違反報告)
ねる(プロフ) - このお話大好きすぎます ////、ゆっくりでもいいので、更新してほしいです!!裏も楽しみです!笑、これからも頑張ってください!! (2017年10月13日 22時) (レス) id: 80985404bd (このIDを非表示/違反報告)
お魚林檎(プロフ) - 千尋さん» 千尋様、コメントありがとうございます(^^)私も千尋様に応援して頂き凄く嬉しいです!裏も読みたいと言って下さる方が意外と多く、ちょっと頑張って書いてみようかと思います(^^)あまり期待せずにお待ち下さい! (2017年10月1日 20時) (レス) id: 2737369592 (このIDを非表示/違反報告)
お魚林檎(プロフ) - じゃんぷさん» じゃんぷ様、コメントありがとうございます!時間頂きますが裏書いてみますね!あまり期待せずお待ち下さい! (2017年10月1日 20時) (レス) id: 2737369592 (このIDを非表示/違反報告)
お魚林檎(プロフ) - しゅみんさん» しゅみん様、いつもありがとうございますー!長々と空けてしまいすみません、中々上手く書けなくて‥X-<裏、ちょっと頑張ってみますね!あまり期待せずお待ち下さいー! (2017年10月1日 20時) (レス) id: 2737369592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お魚林檎 | 作成日時:2016年11月30日 16時