休養2 ページ24
佐野shot
え、Aが辞めたい?
信じられへんかった
いつも明るくて、笑顔で、確かに最近はいつもより暗いなって思ってたけど
コンサートだって凄い楽しんでたし
ジャ「でもね、僕は絶対にAはスターになれると思ってるんだ
本人もステージに立つ事は今でも好きだし、何より皆んなの事が大好きだって言ってた
だから1年間良く考えてくれって頼んだんだ」
「…好きやったら離れんでええやん、辞めんでええやん、」
ジャ「自分の好きな事を手放してしまいたい程Aは追い詰められてたんだよ
世間からの厳しいバッシング、周りの目を気にして生きる生活
小さい頃からずっと彼女は自分は芸能人だからって我慢をしていた
でもね、彼女も普通の女の子なんだよ」
皆んな黙り込んでしまった
ネットあんま見んなよとか、アンチのうちわの方にはあんまり行かせへんようにしてたけど
そんぐらいでAのこと守ったつもりでいた
俺らが想像してる以上のものをAは背負っていた
もっと早く気付けたんちゃうかな
そうしたらAは休養なんてせんでもよかったんちゃうかな
悔しかった、情けなかった
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作者名:なな | 作成日時:2023年1月8日 19時