音を奏でる君と（白） (ページ13)

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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

ラ「藤平さんとなに話してたの？」

『えっ？色々だよw』

席に着いて彼女と話し始める

いつも通りアーティストの話をしていると

岩「授業中だからな、集中しろよ」

近くに来た先生に気づかず怒られてしまった
けど、彼女はそれを悪びれもせず

『はーい！ごめんなさーい』

なんて笑いながら先生に言う

『言われちゃったね』

そう俺に向かって言う

ラ「そうだね集中しよっか」

そう言って俺たちは授業に戻った

授業に戻っても彼女はノートに絵を書いている
上手か下手かと言われたらそこまで上手くはないだろ
それでも、楽しそうにしてる所を見るとこっちも楽しくなる

けど急に、、、

『ｲﾀｯ！』

いきなり彼女が耳を抑えた
聞こないはずの右ではなく聞こえてる左を

ラ「左耳、、？」ﾎﾞｿｯ

少ししても左耳を気にしているように見える

ラ「大丈夫？」

声をかけると

『大丈夫！たまに起こるんだよねー』

なんていつもの笑顔で言って授業に戻っていった

自分が辛い時でさえ彼女はいつも明るく振る舞う
心配かけないようにと

少しぐらい弱い所を見せてもいいのに、、
そしたらいつでも助けるのに、、

って、また彼女のことを考えている、、
どうしてそんなに気になるんだ、、？