音を奏でる君と（白） (ページ11)

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─家─

『っていうことがあったんだ。明日検診だから先生に聞いてみるね』

今日学校であった違和感をお母さんに伝える

母「今は大丈夫？体調も耳も」

『うん、体調の方は大丈夫。
でも、耳の方が昨日より聞こえづらくなってきてる』

母「そっか、明日私も一緒に行くよ」

『ごめん迷惑かけてありがとう』

母「何言ってんの、お母さんなんだから当たり前でしょ
朝から早いんだから早く寝ときなさい。」

『わかった。じゃあおやすみ！』

─自室─

課題をやっている時に少し左耳を触る

もしかしたら、あと少しで聞こえなくなるかも
そしたら…… 今度こそ音のない世界に……

–ﾋﾟｺﾝｯ–
ん？誰だろう
ラウール体調大丈夫?

ラウール君からだ
Aうん! 大丈夫だよ
ラウールなら、良かった。
課題で少し分からないところあるんだけど朝教えてくれない?

『課題で分からないところ？珍しいなあ、でも明日通院だしな。』
Aあー、明日通院なんだよね
ごめんね!

課題を終えてベットに入る

–ﾋﾟｺﾝｯ–

ラウールあ、耳の病院?
じゃあ明日学校に来れないか…。
隣いないんだ…
Aそう検査なんだよね。
てか、隣いなくて寂しいの?w
ラウールうん。少し寂しい
話し相手もいないしね。
『えっ、寂しいんだ、、』
Aえ、そーなんだ、
なんか言われたこっちが恥ずかしいねw
明後日には行くからその時に話聞くよ!
『寂しいなんて言われたことなかったな…』
ラウールうん。
明日また連絡するおやすみ
Aおやすみなさい。

やっぱり話してると楽しい
それに時間が経つのが早い

『って、早く寝なきゃ！』

検査結果があまり悪くありませんように。