音を奏でる君と（白） (ページ1)

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ー4月ー
春から華の高校生。
お父さんの転勤の都合で静岡から東京に引っ越してきた
こっちに来たばっかで慣れないことばかり…
でも、なんとかなる！、、？

母「こらー、休みの日だからってグーダラしないの」
「暇だったらここの辺り散歩してきなさーい」

『はーい』

お母さんに怒られる前に外にでも行きますか。
何回か散歩してるけどまだまだ道が覚えられない…

『あれ、？こっちに曲がったら川沿いだっけ？』
『いや、逆だっけ？まぁ、右に曲がってみるか』

この間散歩した時、川沿いで綺麗に桜が咲いてるところを見つけたんどけど…

『確かここを曲がって…』ドンッ
その時、金髪の男の子とぶつかった。
『あ、ごめんなさい』
？「いえ、こちらこそ」スタスタ

あ、行っちゃった… 初めて見た人だな…
『あ、着いた。』
『やっぱ、春と言えば桜だよね』

花は綺麗に咲くから、綺麗に散る。
人もそう。素敵な人生だから素敵な終焉が来る。
私も、悔いのない人生を生きたい。
例え、自分の終わりが知っていようとも。

『私も桜みたいに綺麗に散りたいな。』

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七々瀬A
静岡から東京に引っ越してきた
前向きで明るい子
小学生の頃に右耳に違和感が生じ、中学に上がる頃には
右耳は完全に聞こえなくなった。
中学2年の頃から左耳にも違和感が。
徐々に聴力が失われてるが、今はまだ生活ができる程度に聞こえてる