13人のオオカミくん

彼氏なわけ ページ45

ジョンハン side


思ってたより早く仕事が終わって宿舎でソファーとか、床で寝てる俺達



JN「なんでAより俺たちの方が先に宿舎にいるの！？…おそい！」



いつも通りジュンのAへの愛が爆発してる



俺は目を瞑って聞いてないフリするけど、確かに帰ってくるのが遅い



…車…だよな？



どっか寄り道してるとか？



とか考えながら眠りに入ろうとした時



MG「…あっ！！！あれAじゃん！！」



その声と同時に目を開くと、ミンギュがベランダに出てどこかを指さす




寝てたくせに、ゾロゾロとミンギュの所に集まるメンバー



…まさか歩いてるわけないし、人違いじゃ…




SC「…男…」




…は？


その言葉に、隣で寝てたウジも反応した



JN「…男だ！！マネージャーじゃない！！」



HS「…あいつ彼氏いないって言ってたよな？まずあれが嘘だとしてもあいつに彼氏が出来るわけないし…俺たちを差し置いて男と会うとかありえないし…」



MG「でもバレンタインに会うってことは…やっぱり出来てるんじゃ…」




俺があいつに好意を寄せてることは皆知ってるはずなのに、ベラベラその男について語ってくる




…腹立つ



俺は腕を組みながらベランダにいるメンバーを見てると


DK「ハニヒョン」



心配そうな顔して俺の隣に腰掛けるドギョム




DK「まだ彼氏って決まったわけじゃないし…大丈夫ですよ！」



元気出しましょ〜なんて肩をバシバシ叩いてくる



「…別に気にしてない」




DK「顔に出てます」


「……」



すぐ顔に出るのを治したいのに、あいつと出会ってからさらに増した気がする




…上手くいかないことばっかで




DK「この間、Aが相談してきたんです」




…相談？




DK「もし私がドギョムを本気で好きだって言ったらどうする？…って」



あ、俺の事が本当に好きなわけじゃないからね！とか焦りながら言ってくる




DK「俺は答えられなかったけど…ハニヒョンがその事についてAと話すべきだと思います！」





「…なんで俺が」




DK「ハニヒョンがこんなに一生懸命に恋してるの、初めて見たんです。だから…嬉しくて、上手くいって欲しいって皆思ってますよ」



まぁ、何気好き勝手やってますけどね、とかいうドギョム




…ほんとにこいつは良い奴すぎて自分が悪く感じる




「…ありがとう」


俺はひとつを礼を言って、頭をぐしゃぐしゃに撫でてやった


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