13人のオオカミくん

お出かけ ページ12

今日はなんと！！久しぶりの皆がオフの日！！



いぇーい！！とはならず



誰もいないのは寂しいけど




全員いたらいたで騒がしい



まあ、それはいいとして




私は朝が死ぬほど嫌いで、寝起きが悪く



ミンギュが朝食をいっつも作ってくれる



から！！今日は私が作ってあげようじゃないかと思ったわけですよ



5時のアラームにスっと起きる




簡単なくせにオシャレなフレンチトーストを作り




できる女を見せ掛ける



「おっちょーなおっちょーな」



なんて歌いながらスープを作ってると



トットットッ



「………?」



5時15分でまだ誰も起きるはずないのに




階段から、人が降りる音が聞こえる



…幽霊、、ですか？



これから20歳まで見る予定無かったんだけど！？



私はじーっとキッチンから、階段の方を見てると



黒い影が、にょっと出てくる




「ぎゃぁぁあぁぁあ！！！！！」



何！？朝からなんでお化けなんて見なきゃ行けないの！？！！



勢いよく下に屈むと、こっちに近づいてくる音が聞こえる




…これは




やるしかない



私は何かの映画のシーンのように、ガっと立ち上がって



その幽霊らしきやつに、持っていたお玉を向ける




すると




MG「…A!?」




「…キ、キムミンギュ！？！？」



そこには、寝起き姿のキムミンギュが目をまんまるくしながら突っ立っていた



私はゆっくりお玉を下げる



MG「何やってるの？こんな朝早くから叫んで」



超びっくりしたんだけど、なんて言われる



…めっちゃ恥ずかしいことしてたじゃん私



「…い、いや。虫が飛んでたから…。ていうか、ミンギュこそなんでこんな時間に起きたの？」




MG「朝ごはん作ろうと思って…え！？作ってくれたの？もしかして」



私の後ろのフレンチトーストを見て多分気づいたんだろう


頷くと、ありがとう〜なんてニコニコする彼



寝起きのくせにカッコイイのがまたムカつく



MG「やっぱ出来る女は違うね〜！年上みたい。ヌナだ〜」



…な、何この感情




母性本能くすぐられた




MG「じゃあさ、皆まだ起きないし、どっか行こうか？」



ミンギュはニヤッとしながらそんなことを言ってくる




この人はいい彼氏になるだろうと確信した



「…いいけど、どこもやってなくない？この時間帯」




うーんなんて1回考えると、ハッと私の目を見る




MG「俺、いい所知ってる！」



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