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朝 06:50 分 、目が覚めた私は
チリンチリン、と
呼び鈴を鳴らす 。そして彼は現れる
──── コンコン 。
「 失礼致します、お目覚めですね、お嬢さま。」
私は花ヶ崎財閥の一人娘、花ヶ崎A。
今部屋に入ってきたのは執事の京本大我。
私の身の回りのお世話をしてくれている。
大「 今身体を起こしますね。」
私は生まれつき脚が悪く、自ら立つことも
歩くことも出来ない。だから京本がお姫様抱っこ
をして車椅子に移動させたりしてくれているのだけど‥‥
彼には【 裏の顔 】がある。
それは‥‥
大「 ‥ちょっと太った？ 」
大「 動けないからかもしんないけど、痩せなよ 」
‥‥実は超ドSで余計なことばかり言ってくる。
『 え、ねえほんとうるさ‥ 』
何時か絶対首にしてやる‥。
『 もう、着替えるから出ていって。』
意地悪な事を言われ拗ねながらそう告げる私に
ニヤッとしながら、彼は言った。
大「 俺が手伝ってやろうか？ 」
なんて。‥最低じゃない？
『 御父様に言いつけるわよ。
早く水瀬を呼んでちょうだい。』
本当むかつく。
因みに水瀬は私の専属メイド。
京本同様私の身の回りのお世話をしてくれている。
水「 失礼致します、お嬢さま、お着替えを。」
水「 京本さん、出ていって！ 」
なんて水瀬が怒ると、京本は「へいへい、」
と言いながら部屋を後にした 。
毎朝これと同じような光景が繰り広げられている。
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作者名：れれちゃん。 | 作成日時：2022年7月23日 20時
