ルフィ× (ページ3)

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ルフィ×自傷ページ3

ナルは泣きながら何処かに走って行ってしまった。

ゾ「あ、おい！ナル！どこ行くんだ！
　おい、ルフィ。ナルが走ってどっか行ったぞ？追いかけなくてもいいのか？」

ル「んぁ？ナルが？...あいつ、まさか...
　ウタ、すまねぇが俺ナルを追いかけないといけねぇからよ。またあとでな！」

そしてルフィもナルが走って行った方を聞き追いかけた。

ナルは前からルフィが女の子と仲良くするとよく1人で泣き、自傷行為をする。

ル「クソ、俺が約束を守らなかったから。またナルを傷つけることになる。早くみつけねぇと」

ルフィは広い会場を走り回った。
すると全くひとけのないライブの音も微かに聞こえるほどの場所にナルは体育座りをして泣いていた。

ル「ナル...すまねぇ。」

ナルが顔を上げると深く頭を下げるルフィがいた。

『．．．』

ル「なぁ。ナル」

ルフィが顔を上げるとナルの腕が目に入った。

遅かった。

ナルの腕は既に赤に染まっていた。

前に「もう2度とナルを悲しませねぇ。傷つけさせねぇ。」
そう誓ったのに。

『......んね。』

ル「ぇ？」

『ごめんね。ルフィ。わたし、切らないって言ったのに。ルフィ、こんな私もう嫌いだよね。約束守れないような子嫌いだよね。ごめん。もう、捨ててもいいよ。私の事。ウタとの方がお似合いだよ。』

そう言いナルはまたどこかへ行こうとする。

ル「なんでだよ。なんでナルがあやまんだよ！悪いのはおれだろ。あと、嫌いになんかならねぇ。捨てるわけないだろ。それにウタはただの幼馴染だ。それ以下でもそれ以上でもない。」

ルフィはナルの腕を掴んでそう言った。

ル「俺が愛してるのはナルだけだ。」

『うぅ。ルフィ。私もルフィの事愛してる。本当は捨ててほしくない。ずっとそばにいてくれる？』

ル「当たり前だ！」